「日出ずる国の男で決まり!」トルコ各紙が香川真司の次節ダービー先発に太鼓判!

2019年02月19日 サッカーダイジェストWeb編集部

舞台はフェネルバフチェとの一大決戦

3戦連続の途中出場で、しっかりアピールを続けてきた香川。ついに次節、熱狂のイスタンブール・ダービーで移籍後初先発を飾るか。(C)Getty Images

 1月末の移籍期限ぎりぎりで加入して早や3週間。いよいよベジクタシュの日本代表MF香川真司がスタメン出場を果たしそうだ。

 先週金曜日のトルコ・シュペルリギ第22節で、ベジタクシュはマラティヤスポルと対戦。これを2-1でモノにして3連勝を飾り、香川も62分から登場して溌溂としたプレーを披露したわけだが、チームにとっては手痛い失態もあった。70分だ。決勝点を決めたトップ下のセルビア代表MFアデム・リャイッチが、興奮してコーナーフラッグを壊してしまい、イエローカードを提示されてしまう。累積警告で次節(2月25日)のイスタンブール・ダービー、フェネルバフチェ戦に出場できなくなったのだ。

 この緊急事態を受けて、トルコ・メディアは香川の先発出場を強く推している。

 全国紙『Milliyet』は「ダービーでは、晴れてシンジ・カガワの出番となるだろう。セノール・ギュネス監督は過去3戦でのカガワの出来に満足感を示しており、そのアシスト力と攻撃時の存在感を高く評価している。日出ずる国から来た男で決まりだ」と言い切る。一方で、「最終判断は(試合前日の)日曜日に下される」としたうえで、「再開されるトレーニングでまだ連携面など不安が残ると判断されれば、ムスタファ・ペクテメクがスタートの11人に名を連ねるかもしれない」とも予測している。

 
 さらに、スポーツ紙『Sporx』も「普通に考えればカガワの先発が現実的だ。リャイッチの大きな穴を的確に埋められるのは彼しかいない」と記載し、香川本人による「僕はいつも90分プレーできるように準備している」とのコメントも添えた。ただこちらも「指揮官の期待に応えられなさそうなら、オウズハン・オズヤクプが代役を担うだろう」と含みを持たせている。

 現在3位のベジタクシュに対して、今季ここまで12位と低迷しているフェネルバフチェ。だが彼らが国内屈指の超名門であることに変わりはなく、舞台は熱狂の度合いが尋常ではないイスタンブール決戦だ。トルコ移籍後初となるダービーマッチで、香川はスタメンデビューを飾るのか。本拠地ボーダフォン・パークの4万大観衆も、特大の期待を寄せているだろう。
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