「素晴らしいクオリティ」イニエスタが盟友ビジャに太鼓判!チームが取り組むべきは…

2019年02月15日 多田哲平(サッカーダイジェスト)

「良い動きができてゴールをもたらしてくれる」

シーズン開幕前のイベントは「スペインではあまりない」という。「ワクワクしている」と初戦を心待ちにしている。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

 新シーズンの開幕に先駆けて、2019Jリーグキックオフカンファレンスが2月14日、東京都内で開催された。
 
 イベントを盛り上げたのは、会場に集結したJ1の全18クラブの代表選手と監督たちだ。中でも、ひときわ注目を集めたのがヴィッセル神戸のアンドレス・イニエスタだろう。
 
 昨夏に日本にやってきた元スペイン代表MFは「今年はベストのバージョンを見せて、チームに貢献したい。プレーに関しては大きくは変わりません。ただ昨年と比べて相手チームについてより多くのことを知っているので、相手に合わせてプレーしていけるんじゃないかなと思います」と、Jリーグ2年目への自信をうかがわせた。
 
 さらなる活躍に期待が懸かるイニエスタにとって、頼もしいのがダビド・ビジャの加入である。かつてスペイン代表やバルセロナでともに栄光の道を歩んだストライカーが加わり、そのパスセンスは遺憾なく発揮されそうだ。
"再タッグ"を組む盟友への信頼は、もちろん厚い。
 
「新たなチームに来て初めてのことばかりだと思いますが、彼は素晴らしいクオリティを持った選手です。良い動きができてゴールをもたらしてくれるので、チームとしても彼が主役になれるように、サポートしていければいい」
 
 イニエスタが「素晴らしいクオリティ」と太鼓判を押すように、37歳となった今なおビジャの得点センスは健在だ。ニューヨーク・シティでの直近4年間では内転筋の負傷で一時戦列を離れながらも、通算80ゴールを量産している。能力が最大限引き出されれば、もちろん得点王も視野に入ってくるだろう。
 
 それだけにチームとしてのサポート体制がポイントとなりそうだが、もっともイニエスタにとっては、特徴を心得るビジャの動きに合わせるのはそう難しくはないはずだ。ふたりの絶妙なコンビネーションが、神戸を躍進に導くだろう。
 
取材・文●多田哲平(サッカーダイジェスト編集部)
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