「優勝に貢献したい」伊東純也がベルギーで入団会見! 早ければ今週木曜日にもデビューか?

2019年02月12日 サッカーダイジェストWeb編集部

背番号は「7」に決定

日本代表としてアジアカップに参加していた伊東。 写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

 柏レイソルからベルギー・リーグのヘンクに移籍した伊東純也が、現地で会見に臨んだ。事前に報じられていた通り、1年半のレンタル移籍で、契約期間満了後の買い取りオプションもつく。

 自身も出場したアジアカップ終了直後に移籍が発表された伊東は、先週木曜日にベルギー入り。翌日行なわれたスタンダール・リエージュ戦を観戦し、週明けの月曜日に入団会見に臨んだ。その様子をベルギー・リーグの公式サイトや現地メディアなどが報じている。

「僕がヘンクを選んだのは、ベルギーで1位になっているチームだから。ヨーロッパリーグ(EL)にも勝ち残っていて、非常に興味深いクラブだと思ったからです。来季ぜひチャンピオンズ・リーグに参加したいと思ったことも、ヘンクに決めた理由のひとつです」

 移籍を決めた理由についてこう語った伊東は、「優勝に貢献したい」と意気込んだ。

 第25節まで消化したベルギー・リーグで勝点57を稼ぎ出しているヘンクは、2位のクラブ・ブルージュに11ポイント差をつけて首位を独走している。レギュラーシーズンは残り5試合。上位6チームで行なわれるプレーオフ1への参加はほぼ間違いない情勢だ。

 プレーオフ1は6チームが総当たり戦を行ない、1位になったチームがその年の優勝チームとなる。また、優勝チームにはチャンピオンズ・リーグに参加する権利が与えられる。

 会見には、ワースランド・ベベレン時代に森岡亮太を指導したことのあるフェリペ・クレメント監督も同席。指揮官は伊東の印象について、こう語っている。

「我々はスピードがあってプレーに深みのある選手を必要としていました。もちろん、伊東にとっては新たな文化や別の大陸での第一歩なので、すべてが最初から満点ではありません。テストした結果、クラブの平均を少し下回っていたのは確かです。ただ、彼の資質は申し分ないし、大抵のニューカマーは彼より不利だと思います。

 それに、私は森岡で良い経験をしているし、ほかの日本人選手たちもシント=トロイデン(STVV)でいい仕事をしている。日本の若い選手たちはみんな良いトレーニングを積んできているので、心配はしていません」

 また、ディミトリ・デ・コンデSD(スポーツディレクター)は「私たちは長い間伊東を追っていたので、彼の資質と成功を確信している」とコメント。買い取りオプション付きの1年半レンタルという契約形態については、「技術的および戦術的な意味で、彼がどのように進化するかを見ることが主な目的だ。柏にとっても伊東にとっても、我がクラブにとっても良い条件だと考えている」と明かした。

 現地メディア『VOETBALKRANT』は、「伊東はヘンクにおいて非常に人気があった鈴木隆行に続く、ふたり目の日本人選手となる。タイトル貢献に非常に期待がかかる存在だ」と評している。

 ヘンクは現地2月25日にELのスラビア・プラハとのアウェー戦を控える。伊東はELに選手登録済みであるため、早ければ木曜日に欧州デビューする可能性もありそうだ。

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