CSKAモスクワの西村拓真、テストマッチで1G2Aの大活躍! 「スペクタクルだった」とサポーターも絶賛!!

2019年02月09日 サッカーダイジェストWeb編集部

ロシアに渡って半年、コンディションも上がってきた

前半戦は出番に恵まれなかった西村。シーズン後半に向け、テストマッチでは良いプレーでアピールを重ねている。 (C) Getty Images

 ベガルタ仙台から、かつて本田圭佑が活躍したCSKAモスクワに渡って約半年。徐々に西村拓真が調子を上げてきている。

 ロシア1部リーグは今もウインターブレーク中で、CSKAは3月のリーグ再開に備えて国外で合宿中。西村もこれに参加しており、スペイン合宿中の1月21日には、ラトビア1部ヴェンツピルスとのテストマッチで、移籍後初の対外試合でのゴールを決めた。

 さらに、2月7日に行なわれたソンダル(ノルウェー)とのテストマッチでも、4-5-1の左サイドハーフで先発出場を果たした。

 この試合、前半は相手の堅い守備に苦しんだが、CSKAはユース出身の選手など若手中心の布陣が後半に爆発。その起点となったのが、西村だった。

 先制点は71分、ペナルティーエリア前でパスカットに成功した西村が、浮き球を足下でうまく処理しつつDFを引きつけ、右に鋭いパスを送ると、フリーで走り込んだアルノア・シグロセンがきっちり決めた。

 そしてチームの勢いが増した3分後、右サイドを駆け上がったディミトリ・エレモフのクロスに、西村は体勢を崩しながらも頭で合わせ、自ら2点目を奪った。

 さらに試合終盤の85分、シグロセンとのパス交換で抜け出した西村が右サイドから切り崩し、中央へグラウンダーのクロスを送る。走り込んだチャロフがこれをスルーし、さらにその背後に走り込んだシグロセンがダイレクトで蹴り込んで3点目を決めた。

 3得点すべてに絡むという大活躍で、完封勝利に大貢献した西村。足下のボールさばきやドリブルもキレがあり、コンディションも上々のようだ。試合後のインタビューでは、「スコアは良かったですが、試合内容としては良くなかったので、少しずつチームのやり方も分かってきたし、自分の出し方もできてきているので、もっとやっていきたいです」とコメントしている。

 ちなみにこの試合は、テストマッチながらロシア国内でネット放送されており、CSKAサポーターは、チーム、そして西村の活躍に称賛を送っている。

「ヤカ(・ビョル)とタクマが素晴らしかった!」
「前半はちょっと不安定だったけど、後半が素晴らしかった! この調子で、公式戦も勝利してほしい!」
「タクマ、シンプルに言って素晴らしいテクニックの持ち主だな! チームは皆、輝いていたよ」
「タクマはすごく良かった。彼は全3ゴールに関わった。これは、一般的にも素晴らしい出来なのでは?」
「19番(西村の背番号)がスペクタクルだった」

 CSKAはあと2試合ほどのテストマッチと短い休暇を経て、シーズン再開を迎える予定だ。現地時間3月2日のアルセナル・トゥーラとのアウェー戦を皮切りに、後半戦はスタートする。好調の西村が定位置を確保できるのか、注目される。

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