数か月前に5失点を浴びたカンプ・ノウで… マドリー指揮官は18歳ヴィニシウスの活躍に賛辞!

2019年02月07日 サッカーダイジェストWeb編集部

「有益じゃない」と前監督時代との比較は望まず。

とりわけ前半に躍動したヴィニシウス。18歳とは思えない堂々としたプレーで、先制点をお膳立てした。(C)Getty Images

 2月6日に行なわれたコパ・デル・レイ準決勝第1レグ、バルセロナ対レアル・マドリーのクラシコは、1-1のドローに終わった。

 マドリーは6分という早い時間に先制した。ヴィニシウス・ジュニオールが左サイドからクロスを入れると、カリム・ベンゼマが落としたところを、詰めていたルーカス・バスケスが押し込んだ。

 貴重な先制点の起点となったヴィニシウスは、3日のラ・リーガのアラベス戦でゴールを決めたばかり。ジュレン・ロペテギ前監督の下ではBチームでもプレーしていた18歳だが、サンチャゴ・ソラーリ監督が就任してからは存在感を増している。
 
『ESPN』によると、ソラーリ監督も試合後の会見で、「彼が加入した時から知っているから、驚きはしなかったよ」としながらも、ヴィニシウスの好調に目を細めた。

「私は彼がどんなサッカーをするか知っている。だが、18歳の青年がこのようなプレーを披露するのは、なかなかあることじゃない。彼は大きな賛辞を浴びるにふさわしいね。彼を助けてきたチームメイトたちも、同様に称賛に値する」

 後半に同点弾を許して逃げ切れず、引き分けたマドリーだが、ロペテギ体制のラストゲームとなった10月末のクラシコでは、今回と同じカンプ・ノウで1-5と粉砕された。だが、ソラーリ監督は「比較は決して有益ではない」と述べている。

「今日の試合は、このチームが非常に真剣に前進しているということを改めて示した。我々はつねに勝ちたいと思っている。今日は追加点を奪うチャンスもあった。今日の出来には満足している」

 コパ・デル・レイ準決勝第2レグは27日開催。さらにその週末には、リーガでのクラシコも控えている。サンチャゴ・ベルナベウでの2連戦で、ソラーリ監督率いるマドリーはバルサを倒せるだろうか。
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