マンC、最大勝点10差を追いついた! 首位奪還のチームにペップが学んだことは? 「諦められる状況にいた…」

2019年02月07日 サッカーダイジェストWeb編集部

「今ではトップだ」と満足げに語る

エバートンを撃破して首位奪還を果たしたチームを、グアルディオラは激賞した。 (C) Getty Images

 ディフェンディングチャンピオンが猛烈な追い上げを見せ、首位返り咲きに成功した。

 現地時間2月6日、プレミアリーグ第27節が行なわれ、マンチェスター・シティは敵地でエバートンを2-0で下した。

 今月25日にチェルシーとのリーグカップ決勝を控えているため、前倒しされたこの一戦、シティは危なげなく試合を進めると、前半アディショナルタイム2分にセットプレーからエメリック・ラポルトがヘディングでゴールを叩き込んで先制に成功する。

 その後、追加点こそ後半アディショナルタイム3分のガブリエウ・ジェズスによる1点に止まったものの、エバートンを全く寄せ付けなかったシティは見事に完勝。この結果、消化試合数が1つ多い状況ではあるものの、勝点を62とし、リバプールを得失点差で上回って首位に浮上した。

 シティがプレミアリーグで首位に立つのは、昨年12月4日に行なわれた第15節のワトフォード戦以来。一時はリバプールに勝点10差をつけられたが、ようやく追いついた。

 試合後、ジョゼップ・グアルディオラ監督は、「消化試合数は1つ多いが、我々が1か月前にリバプールと対戦した時は10勝点差で、ほんの数日前も7差があった。それが今ではトップだ」と、上昇気流に乗ったチームを称えた。

「我々は、王者として今シーズンに臨んでいる。諦めることもできる状況にいたが、そうはならなかった。選手たちはこの2年間、信じられないような意欲やパフォーマンスを披露し続けている。そういった点に疑問を感じることなんてできない。こうした結果から学べることは、『決して諦めるな』ということだ。これはすべてのアスリートに言える」

 チームを手放しで褒めちぎったグアルディオラだが、10日にチェルシー(プレミア第26節)との試合を迎えることもあり、「相手が何を考えているかはわからない。まだまだ、タイトル争いのライバルは多い。試合も数多く残っている。すべての試合がタフになる」と、気を引き締めることも忘れなかった。

 これまで首位に立っていたリバプールは、ここ2試合連続ドローと、29年ぶりのトップリーグ制覇の重圧に、チームが神経質になっている節がある。そのことを考えれば、この先、さらなるデットヒートが繰り広げられることは必至だ。

 シーズン後半戦、プレミアリーグの熾烈な優勝争いから目が離せなくなってきた。
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