「この先は正直分からない…」香川真司がベジクタシュ入団会見で今季終了後の去就について言及!

2019年02月05日 サッカーダイジェストWeb編集部

華々しいデビューについても改めて回想

2日のデビュー戦で強烈なインパクトを残した香川。会見では移籍を決めた理由についても語っている。 (C) Getty Images

 現地時間2月5日、ベジクタシュに移籍したばかりの日本代表MF香川真司が、入団会見に臨んだ。

 先月31日に閉じた移籍マーケット最終日に、トルコの強豪ベジクタシュに移籍した香川は、3日に行なわれたシュペル・リギ第20節のアンタルヤスポル戦で、80分に途中出場を果たしてからわずか3分の間に2ゴールを挙げる離れ業をやってのけ、華々しいデビューを飾っていた。

 デビュー戦の2日後、改めて入団会見に臨んだ香川は、初陣について次のように振り返っている。

「僕自身、いきなり試合に出て、しかもファーストタッチでゴールを決められるとは、想像もしていなかったです。本当に夢のような感じで、あの日の出来事はこれからも一生忘れないことですし、嬉しく思います。ただ、まだ1試合にすぎないとも思っています」

 また、今回の契約内容についても本人が言及した。

 クラブの公式では、今シーズン終了後の6月までとなっている契約だが、一部のメディアは160万ユーロ(約2億8000万円)での買い取りオプションが付随していると報じている。その問題について記者から質問が飛ぶと、香川は「契約は夏までということで、その先は正直わからないです」と語り、さらに真剣な表情で続けた。
 
「1試合、1試合、僕は続けていくだけかなと思っています。少しでもチームの順位を上げて、良い形でシーズンを終われるようにチームの力になりたい。その一心でやってきたので、それを達成できるように日々、ハードワークをやっていくだけかなと。それ以上のことは今、考えてないです」

 また、移籍した理由に「素晴らしいスタジアムとファン」の存在を口にした香川は、日本代表DFの長友佑都が所属するガラタサライとのイスタンブール・ダービー(現地5月6日シュペル・リギ第31節)への意気込みも口にした。

「僕はドルトムントやマンチェスター・ユナイテッドの素晴らしいスタジアムでプレーしてきましたけど、やはり雰囲気のある試合はなかなか経験できるものではないので、この後半戦はそれも楽しみにしたいです。そして必ず勝って、彼ら(ファン)が試合後に喜びを爆発できるように頑張っていきたい」

 会見の終盤には、現地の記者から日本語で、「シーズンの最後に行かないでください。何年も一緒にいてくれ。カガワ」と声をかけられる一コマもあったが、それには、「ありがとうございます。素晴らしい日本語ですね。本当に期待に応えられるように集中したい」と笑顔で返していた。
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