現地２月３日、トルコのシュペル・リギの第20節が行なわれ、ベジクタシュはアウェーでアンタルヤスポルと対戦した。先日加入が発表された香川真司はベンチから試合を見守った。

　ベジクタシュがリードしていた81分、シェノール・ギュネシュ監督は香川を投入。交代するイェレマイン・レンスに背中を叩かれてピッチに足を踏み入れ、トルコ・デビューを飾った香川はたった10秒で自ら持ち込んでシュートを決め、84分には直接FKを叩き込んだ。目の覚めるような活躍に、ギュネシュ監督、そしてチームメイトも思わず笑みをこぼした。

　トルコ紙『FANTiK』は、「ベジクタシュの香川が３分で２ゴールを決め、アンタルヤスポルを６-２で下した。勝点３を獲得した。ブラック＆ホワイトのチームで初の試合、ファンは香川に魅了された。『ようこそ、ツバサ！』といった人気漫画『キャプテン翼』に沿ったような歓迎の声も殺到している」と評し、サポーターたちの歓喜の声を紹介している。

「君は神の贈り物だ」
「あなたは一体、何者なんだ？（笑）」
「香川真司の高品質ぶりが明らかになったな！」
「なんてことをしてくれたんだ香川！最高!!」
「あなたが欲しいものはなんでも買ってあげよう。ようこそツバサ！」
「３分で２ゴール、カガワは間違いなく日本のキングだ！君に僕の持っている日本国旗を捧げるよ！」

　このほかにも「どもありがと」「香川さん、あなたは完璧です…」とわざわざ日本語で祝辞を送るファンのメッセージも多くみられた。

　サポーターの心をがっちり掴んだ香川の公式SNSアカウントには、試合終了後１時間で5000件以上のコメントが寄せられている。