「会いたくない。二度とごめんだ…」プレミアリーグで試合を中断させた不吉すぎる“招かれざる客”って?

2019年02月03日 サッカーダイジェストWeb編集部

大胆にピッチ上で振る舞った“客”とは?

少し困惑する選手たちをよそにピッチを縦横無尽に走り回った黒猫。その存在が大きな話題となっている。 (C) Getty Images

 現地時間2月2日、プレミアリーグ第25節が行なわれ、本拠地クディソン・パークにウォルバーハンプトンを迎えたエバートンは1-3で敗れた。

 この試合後、その結果以上に話題となったのは、試合中にピッチを駆け回った珍しい乱入騒動についてだ。ウルブスが66分にダメ押しの3点目を奪ったその2分後、ピッチの右端から突如として、一匹の黒猫が乱入したのである。

 突然の出来事にもちろん試合は中断。思わず苦笑いを浮かべ、戸惑いを見せる選手たちをよそに、黒猫は大胆にピッチを横断。時折、足取りを止めては、スタンドに自分をアピールするかのように振る舞った挙句、スタンドの外へと逃げていった。

 ヨーロッパにおいて黒猫は不吉なことが起こる前兆とされているため、このシーンを英衛星放送『Sky Sports』で見ていたファンは、ツイッターなどのSNSで「これは最悪な事態が起こる前ぶれだ。監督とピッチの管理人をクビにしろ」や「エバートンの興味深い契約だ。あの黒猫は両軍に影響をもたらすぞ」といった皮肉めいたコメントが相次いだ。
 
 また黒猫を近くで見てしまった"当事者"も嘆きの声を上げている。ウルブスのポルトガル人監督であるヌーノ・エスピリト・サントは、試合後の『Sky Sports』のインタビューで次のように漏らした。

「今日のチームのことは誇りに思うよ。ただ、私の国では黒猫は不吉の象徴だからね……。二度とごめんだ。彼には会いたくないよ(笑)」

 ただ、黒猫の登場を最も嫌ったのは、エバートン側かもしれない。プレミアリーグの直近10試合で6敗目(3勝1分け6敗)を喫した彼らは、順位も9位に下げてしまった。

 もっともイングランドでは、黒猫は幸運の象徴として考えられている。そのことを思えば、エバートンはここから復調していくのかもしれない。ウルブスも含めて、彼らのここから先の戦いぶりに注目したいところだ。

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