「出ていきたいなら仕方ないね…」チェルシー指揮官がアザールの退団を容認!? 今夏のマドリー移籍に拍車か

2019年01月31日 サッカーダイジェストWeb編集部

マドリー愛を公言するエース

今夏のマドリー移籍が注目を集めるアザール。そんなエースの去就についてチェルシーの指揮官が口を開いた。 (C) Getty Images

 チェルシーのイタリア人指揮官マウリツィオ・サッリは、エースの退団に腹をくくったようだ。

 現地時間1月30日、今シーズン終了後にレアル・マドリーへの移籍が噂されるベルギー代表MFエデン・アザールについて、サッリがそれを容認する意思を示したことを英衛星放送『Sky Sports』が報じた。

 アザールは、2012年にリールからチェルシーに加入して以来、幾戦もの勝利に貢献し、名実ともにクラブの象徴とも言える存在となった。今シーズンも開幕から好調を維持し、プレミアリーグでは第24節終了時点で10ゴール・10アシストを記録している。

 チェルシーとは2020年6月までの契約を締結しているアザールだが、以前からマドリー愛を公言。今月21日のフランス誌『France Football』のインタビューでは、「正直に言えば、ロシアでのワールドカップの後に移籍したかった」とも明かしていた。

 マドリーへの愛を公言してはばからないアザール。現在28歳のベルギー代表MFにもはやチェルシーへの未練はないとも見られている。
 
 年齢が年齢だけにサッリも、「もちろん、私は彼がここに残ることを望んでいるよ」と前置きしたうえで、「エデンは28歳だ。もし移籍したいのなら、そうするほかない。彼はヨーロッパ最高の選手になる可能性を秘めているんだからね」と、キャリアのステップアップを認める構えを見せた。

 だが、60歳の智将は、現時点でアザールがチェルシーの選手であることも強調。今月23日に行なわれたトッテナムとのリーグカップ準決勝2ndレグの前に、「リーダーの気質はない」と発破をかけていたことに触れつつ、今後も成長のために手厳しく接していくことを語った。

「時々、エデンは何かに満足していないことがある。だが、私の仕事は彼を伸ばし、最適なポジションに置くことだ。それについて私がプレスルームで何かを言わなくてはならない時もあるが、それは普通のことであり、それも私の仕事だ」

 今シーズン終了後に1億ユーロ(約130億円)でマドリーへ移籍すると言われているアザール。果たして、そのビッグディールは成立するのか? いずれにしてもこの夏のマーケットでは、ベルギー代表の10番が目玉となりそうだ。
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