【松本】期待のニューカマー、レアンドロ・ペレイラと町田也真人が語った新天地での感触

2019年01月29日 平井瑛子(サッカーダイジェスト編集部)

「コンディションは万全ではない。もう少し動けたらよかった」とL・ペレイラは言うが…

190センチという長身を活かし、1対1の局面でも力を発揮しそうなL・ペレイラ  写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 今季、4年ぶりのJ1に挑む松本山雅FCは、千葉県東金市で1次キャンプの真っ只中にある。26日には練習試合が行なわれ、城西国際大と対戦した。そのなかで一際注目を浴びていたのが、新加入のFWレアンドロ・ペレイラとMF町田也真人だ。
 
 ベルギーのクラブ・ブルージュからやってきた、190センチのL・ペレイラ。昨季は期限付き移籍したブラジルのシャペコエンセで34試合に出場し、11得点を挙げ、来日前から話題になっていた選手である。

 30分×3本の1本目に出場した長身FWは、前田大然や町田らとのコンビネーションからチャンスをうかがうだけでなく、守備でも身体を張って貢献した。「来日してからまだ約1週間で、コンディションは万全ではない。もう少し動けたらよかった」と感触を述べた。国内の他クラブへの移籍でさえも神経を使う。それが国外のクラブだとしたらなおさらだろう。しかし、「日本のサッカーに合わせていくことと、自分のサッカーを皆さんに見せるというふたつを意識したい」と本人は前向きに捉えている。

 
 反町康治監督も「(L・ペレイラは)ブラジルから来たばかり。だから、まだ現時点では彼に多くの要求はしていないよ。本人はもう1本練習試合に出たいと言っていたけどね」とL・ペレイラのコンディションは想定内だとみている。むしろ、「声がよく出ていたし、今の状況ではよいのではないかな」と一定の評価を与えた。

  もうひとりの注目選手である町田也真人は、在籍7年で153試合22得点を記録した古巣の千葉を離れ、成長のために初のJ1の舞台に足を踏み入れた。
 
「とにかく試合に出て、数字を残したい。そしてJ1の選手だね、と言われるくらいに成長したい」と語る町田の眼は真剣そのもの。トレーニングでは、早くもチームメイトに刺激を受けている。
 
「松本の第一印象は、ポジティブな選手が多いな、と」
 
 なかでも、DF田中隼磨、FW高崎寛之、DF飯田真輝、GK村山智彦らベテランの練習やサッカーに対する意識や考え方に大いに影響されているという。

 

次ページ町田は経験豊富なベテランに刺激を受けている

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事