ネイマールに長期離脱の可能性浮上…最悪の場合は再手術で母国でのコパ・アメリカにも影響が!?

2019年01月28日 サッカーダイジェストWeb編集部

智将トゥヘルも危機感を募らせる

昨年の同時期にも痛めていた箇所に再び傷を負ったとされるネイマール。果たして、その状態はどこまで悪いのだろうか? (C) Getty Images

 フランスの絶対王者に緊急事態が発生した。

 現地時間1月23日に行なわれたフランス・カップのラウンド・オブ32のストラスブール戦で、パリ・サンジェルマンに所属するネイマールが負傷交代を余儀なくされた。地元メディアによれば、長期離脱の可能性が浮上しているという。

 27日に行なわれたリーグ・アン第22節のレンヌ戦、ネイマールを欠場させたパリSGのトーマス・トゥヘル監督は試合後の会見で、「何かを発表するにはまだ早い。今後は経過を見守っていく」としながらも、「早期復帰は非常に難しい状況にある」とコメントした。

 リーグ・アンで2位リールに勝点13差をつけ、ぶっちぎりの首位に立っているパリSGだが、来月12日にはチャンピオンズ・リーグ(CL)決勝トーナメント1回戦のマンチェスター・ユナイテッド戦を控えており、ネイマールの離脱は間違いなく痛手だ。
 
 それだけにトゥヘルも「恐ろしいことだ」と、エースを大事な試合で欠くかもしれないチーム状況を嘆いている。

「彼は重要なプレーヤーであり、素晴らしく並外れたクオリティーを有している。彼がいないことは重大な損失であり、解決策を見つけ出すことが我々のチャレンジだ。これはチーム全体の仕事になる」

 では、いつまで離脱を強いられることになるのか? 地元紙『Le Parisien』が「独自に入手した」という情報によれば、今回、ネイマールが痛めたのは、昨年2月に手術を行なっていた右足第5中足骨。そこに再び亀裂が入ったことが確認され、最大で3か月以上もチームを離れる可能性が高いと言われている。

 昨年2月に離脱した際、ブラジルに緊急帰国して手術を行ない、シーズンを棒に振っていたネイマール。それだけにパリSGも再手術に踏み切るかどうかの判断には慎重な姿勢を見せており、メディカルスタッフは今週中に決断を下す見通しだという。

 クラブの悲願であるCL制覇に向けた戦いが再開する直前に、チームを離れることになったネイマール。はたして、彼はいつ戻ってくるのか? 今年6月には日本代表も参戦する地元ブラジル開催のコパ・アメリカも控えているだけに、セレソンの至宝の状態は心配されるところだ。
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事