【日本代表】歴代の初陣メンバーと「アギーレ新体制」を4つのデータで比較

2014年09月03日 週刊サッカーダイジェスト編集部

世代交代では過去の体制ほど急進的ではない?

代表復帰を果たした北京世代の水本。高さとスピードを兼備した国内屈指のCBだ。(C) SOCCER DIGEST

DATA1)平均身長・体重・年齢
 体制 身長 体重 年齢
1998年トルシエ体制初陣 177.8センチ 72.2キロ 25.31歳
2002年ジーコ体制初陣 178.7センチ  73.6キロ 26.39歳
2006年オシム体制初陣 177.1センチ  70.9キロ 24.63歳
2010年ザッケローニ体制初陣 178.3センチ  73.3キロ 25.36歳
2014年アギーレ体制初陣 181.0センチ 74.0キロ 25.26歳

 現体制と過去の体制で顕著な違いとして見えるのが「高さ」だ。トルシエ時代からザッケローニ時代までの平均身長は、177-178センチ台だったが、今回は181センチと歴代最高の数値を記録した。空中戦で弱みを見せないというアギーレ監督の哲学は、代表復帰を果たした水本(183センチ)や初招集の皆川(186センチ)、坂井(183センチ)といった選手たちの招集に反映されている。
 
DATA2)世代別の人数
 下の表を見ても分かるように、各体制が4世代にわたるなか、ザッケローニ時代までは下の1、2世代が過半数を占めてきた。「将来性重視」と語ったアギーレ監督だが、今回の初陣メンバーでは20代前半のロンドン世代と18-21歳のリオ世代は過半数を割っている。岡崎(写真)ら中堅やベテランの経験値を買ったメンバー構成とも言えそうだ。

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