バルサに“驚き”の新FW!? 悪童ボアテング獲得で基本合意か

2019年01月21日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

これまで複数の名前が取沙汰されたが…。

バルサ移籍が取沙汰されているボアテング。(C)Getty Images

 今冬のバルセロナは、CFの控え獲得を目指している。ムニル・エル・ハッタディがセビージャに旅立ち、ルイス・スアレスのバックアッパーが事実上不在になっているからだ。

 これまでルカ・ヨビッチ(フランクフルト)やティモ・ヴェルナー(RBライプツィヒ)、アルバロ・モラタ(チェルシー)、クシシュトフ・ピオンテク(ジェノア)、フェルナンド・ジョレンテ(トッテナム)など複数の候補が挙がっていたが、ここにきて驚きの選手と基本合意に達したという。サッスオーロに所属するガーナ代表FWのケビン=プリンス・ボアテングだ。

 現地時間1月21日、『スカイ・スポーツ』の移籍専門記者であるジャンルカ・ディ・マルツィオ氏が報じたところによると、バルセロナとサッスオーロは200万ユーロでの有償半年レンタルで基本合意。800万ユーロでの買い取りオプションも付いているという。

 1987年生まれで現在31歳のボアテングは、ドイツ生まれのガーナ代表。ヘルタ・ベルリン、トッテナム、ドルトムント、ポーツマスなどでプレーし、2010年の南アフリカW杯と直後に移籍したミランでブレイク。その後、シャルケ、ミラン、ラス・パルマス、フランクフルトを渡り歩き、2018年夏からサッスオーロに所属している。

 流離いのキャリアが物語るとおりボアテングは、独特の性格ゆえ決して扱いやすいタイプではなく悪童的な側面もあるが、テクニックとフィジカルを兼備した実力派。これまでトップ下やセントラルMF、CF、ウイングなど様々なポジションをこなしてきたが、サッスオーロでは「偽のCF」として新境地を開拓している。そのプレーぶり(13試合で4ゴール・2アシスト)、ラス・パルマス時代のラ・リーガでの活躍(28試合で10ゴール・4アシスト)、そして豊富な経験などが、バルサの目に留まったようだ。

 ディ・マルツィオ記者によれば、バルセロナとサッスオーロは18年夏のCBマルロン移籍で友好的な関係を築いたとのこと。間もなくサッスオーロ関係者がスペイン入りし、契約の最後の詰めをするという。

 今冬のバルサは意外な選手を獲得することになるのか。注目が集まる。
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