ドルトムント、ライプツィヒとの好勝負を制して後半戦白星発進! 追撃バイエルンとの勝点6差を維持する

2019年01月20日 サッカーダイジェストWeb編集部

ヴィツェルの前半の先制ゴールを守り切る

ロイスをはじめ、多くの主力がメンバーから外れていたドルトムントだが、首位チームの強さを随所に見せ、好勝負の末に勝点3を奪取。殊勲のヴィツェル(28番)は抜群の存在感を示した。 (C) Getty Images

 1月19日(現地時間)、ブンデスリーガ第18節が行なわれ、ドルトムントは1-0でRBライプツィヒを下した。
 
 シーズンを首位で折り返したドルトムントが、4位ライプツィヒのホームに乗り込んだ、ウインターブレイク明けの初戦。復調傾向の2位バイエルンが前日に勝利を挙げて勝点差を3に縮めてきたこともあり、強豪相手にも勝利が求められた。今冬の移籍を目指す香川真司は、今節もメンバー外となっている。
 
 立ち上がりはホームチームが攻勢に立ち、幾度もセットプレーからチャンスを得るが、ドルトムントは7分、ゲレイロが粘ってペナルティーエリアに侵入し、こぼれ球をヴィツェルが拾ってファーストシュート。直後にもゲレイロのヒールパスからゲッツェがエリアに突入するなど、よりゴールに近づく。
 
 ライプツィヒが9分にザビツァーの横パスを受けたカンプルがエリア外からファーストシュートを放つも、ボールポゼッションでドルトムントは大きく上回るようになり、13分にはスピーディーなパスワークからフィリップが右サイドを抜け出して、惜しい場面を迎える。
 
 そして19分、CKがファーサイドに流れたところをトラップしたヴィツェルが、素早くシュート。ボールはクロスバーに当たりながらゴールネットを揺らし、アウェーチームが先制点を奪った。
 
 ハイレベルな一戦、互いに縦にボールを繋いで守備網の突破を試み続ける。ライプツィヒは34分、パスワークからクロスターマンが右サイドを抜け出してクロス。流れたところをライマーがフリーで叩くが、相手DFにブロックされる。直後のヴェルナーのカットインは、クロスバーを越えた。
 
 ホームチームが局面での強さを見せ、ボールを奪取しては再三相手ゴールに迫るのに対し、ドルトムントも首位チームの貫禄を示して好機を生み出し、40分には左サイドのFKでディアロが決定的なヘディングシュートを放つが、ゴール左外に逸れていった。
 
 後半、より積極性を増したのは、ゴールが必要なライプツィヒで、開始3分、最終ラインから攻撃参加したコナテの右からのクロスをニアでザビツァーが受け、GKビュルキの至近距離でシュートを放つも、好反応でセーブされる。
 
 逆に53分、ゲッツェのスルーパスでフィリップに抜け出されて追加点を奪われそうになったホームチームは、これをGKグラーチの好守でしのぎ、ボールポゼッションを高めながら、再三相手陣内深くに攻め入っていく。
 
 68分には、ビュルキがバックパスをコントロールミスしたところをヴェルナーが寄せて好機を掴み、その6分後、今度は左からポウルセンが入れたクロスを、フリーでザビツァーが合わせる。
 
 このピンチをビュルキの好反応でしのいだドルトムントは76分、ゲレイロが右サイドを抜け出してエリアに入るが、コナテに寄せられてフィニッシュまで持ち込めない。押され気味の首位チームはこの後、ベンチスタートのプリシッチ、パコ・アルカセルを次々に投入して、試合を終わらせにかかる。
 
 78分にコナテの縦パスを受けたヴェルナーがエリア右に侵入して強烈なシュートをビュルキに浴びせたのに対し、パコ・アルカセルは90分、ハキミの左からのクロスを、体勢を崩しながらも合わせてクロスバーを叩く。
 
 パコ・アルカセルは93分にも、相手のミスから独走するも、戻ったDFに囲まれてシュートは撃てず。すると直後にライプツィヒは右からポウルセンがクロスを入れると、ゴール前でクーニャが頭で合わせたが、わずかに枠を外し、絶好の同点機を逃してしまった。
 
 ともに死力を尽くした激戦は、間もなく終了。ドルトムントは1点を守り切って後半戦も白星発進を飾るのに成功するとともに、宿敵バイエルンとの勝点差を再び6に戻した。次節は26日、ホームで下位ハノーファーと対戦する。
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事