ビジャが最も凄いと思った選手は?イニエスタでも、ポドルスキでもなく…

2019年01月18日 多田哲平(サッカーダイジェスト)

「この質問をされた時は、いつも1番はこう答えている」

ビジャが凄いと思った選手はメッシ。しかし今季からチームメイトとなるイニエスタとポドルスキも称賛した。写真:川本学

 今季からヴィッセル神戸に加入したダビド・ビジャが1月17日、自身のウェルカムイベントに参加。SNS上に集まった質問に答えたり、観客にサインボールをプレゼントをしたりと、サポーターとの交流を深めた。

 質疑応答コーナーでは、『凄いと思った選手は?』という質問が寄せられた。スペイン代表では史上最多の59点を挙げ、バレンシア、バルセロナ、アトレティコ・マドリーなど数々の名門クラブに所属したビジャはなんと答えたのか。それは、今季からチームメイトになるアンドレス・イニエスタでもなければ、ルーカス・ポドルスキでもなかった。

『(リオネル・)メッシ。よくこういう質問をされます。私はたくさんの凄い選手と会ってきましたが、この質問をされた時は、いつも1番はこう答えています』

 ワールドクラスのFWが選んだのは、5度のバロンドール(世界の年間最優秀選手)を獲得した、バルセロナ時代の同僚。もちろんメッシと言えば、誰もが知っているサッカー界一のスターだが、ビジャから見ても、やはり「特別な存在」だという。

「できないことをやってしまう。神懸かっている」と、手放しで称賛した。

 もっとも、バルセロナやスペイン代表でともにプレーをした盟友イニエスタへも大きなリスペクトを持っている。2010年ワールドカップ決勝の決勝点を振り返りながら、ビジャは言う。

「アンドレスのあのゴールのおかげで、1番の幸せを感じることができた。またチームメイトになれて本当に喜んでいます。良いパスを出してくれる選手がいると、楽にFWの仕事ができます」

 ウェルカムイベントの後に開かれた加入会見では、「友人で元チームメイトのイニエスタとプレーするのは大きいこと。大きな決断を下す多くの要因のひとつになった」と話している。

 もちろん、決め手になったのは、イニエスタだけでなくポドルスキもいたからだ。「ポドルスキとは何度も対戦してきた。今までは相手だったけど、彼とプレーすることも楽しみ」と、J史上最強のトライアングル形成に期待感を抱いている。

 輝かしい実績を残してきたビジャが、イニエスタとポドルスキとともに、どんな圧巻のコンビネーションを見せてくれるのか。楽しみでならない。

取材・文●多田哲平(サッカーダイジェスト編集部)

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