【ブンデスリーガ後半戦展望】勢いのドルトムントか、経験のバイエルンか

2019年01月18日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

主将ロイスの活躍でドルトムントがトップを快走。

攻撃の中心としてチームを牽引したロイス。前半戦(17試合)だけで11ゴール・6アシストはキャリアハイの記録で、ここまで自身初となる全試合先発出場を果たしている。(C) Getty Images

 ウインターブレイクが明けて、現地時間1月18日(金)から後半戦が再開するブンデスリーガ。現状を改めて整理しながら、覇権レース、欧州カップ戦の出場権争いを展望する。

 開幕前はバイエルンの独走が予想されたが、15節まで無敗をキープしたドルトムントがトップを快走している。

 前半戦MVPに輝いたロイスを軸に、サンチョやラーセンなど若いタレントが躍動。ここまでリーグトップの44ゴールと圧倒的な攻撃力を見せている。

 不安があるとすれば平均年齢25歳を下回る若いチームゆえの経験不足か。追われるプレッシャーがのしかかる終盤戦の戦いぶりが鍵を握りそうだ。
 
 ドルトムントを勝点6差で追うバイエルンは序盤戦で大きく躓き、コバチ監督の解任も噂されたが、それでも前半戦ラスト5試合を全てモノにし、2位まで持ち直した。内容が悪くとも勝ちきる勝負強さが戻ってきただけに、逆転での7連覇は十分に可能だ。

 同じく欧州カップ戦の出場権争いも熾烈を極めそう。攻守で安定する3位ボルシアMG、4位RBライプツィヒが優位に立つが、10位のブレーメンまでは実力が拮抗している。不気味なのはボシュ新監督を招聘し、巻き返しを狙う9位のレバークーゼンか。

※『ワールドサッカーダイジェスト』2019年2月7日号より加筆・修正
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