【柏|新体制】名将ネルシーニョを呼び戻して「1年でのJ1復帰」へ。伊東純也の去就は未定

2019年01月16日 鈴木潤

残留した小池、中村の紹介では、特に大きな拍手が

ネルシーニョ監督は「ここにまた戻ることができたこと、過去に同じアイデンティを共有できた仲間たちとともに戦うことができることを非常に嬉しく思っています」と語った。写真:鈴木潤

 1月15日、柏レイソルが新シーズンに向け、1200名のサポーターを招いて新体制発表会を行なった。
 
 はじめに登壇した瀧川龍一郎代表取締役社長は、昨シーズンの降格という結果を改めてサポーターに謝罪するとともに「1年でのJ1復帰」を目標に掲げた。
 
 続いて今季のコーチングスタッフが登壇し、5年ぶりの復帰したネルシーニョ監督が「ここにまた戻ることができたこと、過去に同じアイデンティを共有できた仲間たちとともに戦うことができることを非常に嬉しく思っています」と復帰の喜びを語る。チームスローガンは、かつてネルシーニョ監督が指揮した時と同じ、ポルトガル語で「勝利」を意味するVitoriaに決まった。
 
 同じく5年ぶりに復帰の井原正巳ヘッドコーチ、昨季限りで現役を引退し、今季からトップチームのコーチを務める栗澤僚一コーチ、ブラジルから招聘したディオゴ・リニャーレスフィジカルコーチが登壇。「J1へ戻るためにネルシーニョ監督をサポートして、選手のために自分の役割を全うします」(井原ヘッドコーチ)、「またコーチとして皆さんと一緒に戦えることを大変嬉しく思います」(栗澤コーチ)、「柏レイソルが本来いるべき場所に戻していきたい」(ディオゴフィジカルコーチ)と3人が壇上で就任の挨拶を述べた。

 前方スクリーンでは映像とともに今季の陣容が背番号順に発表され、チームに残留した小池龍太、中村航輔の紹介では、特に大きな拍手が沸き起こった。また、現在日本代表でアジアカップを戦う伊東純也の去就が未定であることも発表された。
 
 新加入選手は浦和から移籍の菊池大介、神戸から加入の高橋峻希をはじめ10名が紹介された(期限付き移籍から復帰の古賀太陽と小林祐介を除く)。それぞれが自身のプレースタイルや今季に懸ける意気込みを口にし、来場したサポーターからは期待を込めた大きな声援が全選手に送られた。1年でのJ1復帰を目指す柏は、計31人でJ2のタフな戦いに挑む。

取材・文●鈴木潤(フリージャーナリスト)

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