セビージャが争奪戦から撤退したモラタ、本人の第一希望はアトレティコ復帰? サラリー減額も覚悟か

2019年01月16日 サッカーダイジェストWeb編集部

カンテラ時代を過ごした古巣への復帰が望みか。

セビージャ行きの可能性が消滅したモラタ。ジエゴ・コスタが長期負傷中のアトレティコへの移籍が噂されている。 (C)Getty Images

 チェルシーは冬の移籍マーケットで、マウリツィオ・サッリ監督の愛弟子であるミランのゴンサロ・イグアインを狙っている。一方で、アルバロ・モラタの放出が取りざたされているところだ。

 モラタにはセビージャやアトレティコ・マドリー、ミランが関心を寄せていると言われていた。だが、セビージャはすでに争奪戦から身を引いたようだ。

 セビージャは1月14日、バルセロナから獲得したムニル・エル・ハッダディの入団会見を開いた。スペイン紙『Marca』によると、ホアキン・カパロスFD(フットボールディレクター)はこの会見で、「セビージャは多くの選手にとって魅力的なクラブで、彼(モラタ)も来たがった」と述べたうえで、金銭面が障害になったと明かしている。

「コンタクトを取ったのだが、それ以上のことはない。金額について話し始めたときに、我々はすぐに不可能だと分かったんだ」
 
 妻がイタリア人ということもあり、セリエA復帰の噂も絶えないモラタだが、第一希望は母国スペインへの帰国かもしれない。

『Marca』紙は、モラタがアトレティコでのプレーを望み、1月中の移籍を決断したと報道。そのために、900万ユーロ(約11億7000万円)という高額サラリーの一部減額も受け入れる覚悟と伝えた。

 レアル・マドリーでトップチームに上がったモラタだが、ユース時代にアトレティコでプレーした経験を持つだけに、古巣復帰を望んでいるのかもしれない。ジエゴ・コスタが長期離脱中のアトレティコは、ディエゴ・シメオネ監督がストライカー獲得を望んでいると言われる。

 チャンピオンズ・リーグ決勝トーナメント1回戦で、アトレティコは優勝候補の一角ユベントスと対戦する。モラタが残り2週間のマーケットでアトレティコ復帰を果たし、もうひとつの古巣であるユーベと対戦することはあるのだろうか。
 
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