乾貴士に強力なライバルが登場? ベティスが22億円でメキシコ代表の逸材MFを獲得!

2019年01月11日 サッカーダイジェストWeb編集部

「大きな可能性を秘めている」と期待も

ベティスに加入することが決まったライネス。その存在が乾を脅かす可能性も…。 (C) Getty Images

 現地時間1月10日、ラ・リーガのベティスは、メキシコ1部のクラブ・アメリカからディエゴ・ライネスを獲得したことを発表した。契約は2024年までで、移籍金はスペイン紙『Marca』によれば、1700万ユーロ(約22億1000万円)になるという。

 現在18歳のライネスは、メキシコの名門クラブ・アメリカの下部組織出身で、16歳となった2017年にトップチームにデビュー。今シーズンも、リーガMXで10試合に出場して3ゴール・1アシストを記録するなど、同国サッカー界でも期待値の高い新鋭だ。

 さらに、U-15から世代別のメキシコ代表にも名を連ねてきたライネスは、昨夏に行なわれたトゥーロン国際大会では、17歳ながらU-21代表に飛び級で招集。そして昨年9月のウルグアイとの親善試合でA代表デビューも果たし、声価を高めている。

 そんな逸材は左サイドを主戦場としているが、攻撃的なポジションを複数こなせる器用さも持ち合わせており、3-4-2-1システムを採用しているベティスでは、2シャドーの一角を務める可能性もあるため、同ポジションで本領を発揮しきれずにいる日本代表MFの乾貴士にとって、強力なライバルになりうる存在だ。

 モナコやRBライプツィヒ、リヨン、アヤックスといった欧州の名門との競合を制して、獲得にこぎつけたライネスにベティスは、「大きな可能性を秘め、高い技術とクオリティーを持っている」と期待を寄せている。

 それだけに早々にチームへフィットすることになれば、中島翔哉の負傷離脱によってアジアカップメンバーに緊急招集された乾の今後の起用法にも影響してくるだけに、そのパフォーマンスからは目が離せない。

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