【琉球|新体制】30人中18人が新戦力!攻撃的なスタイルで初のJ2に挑戦

2019年01月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

1月10日の初練習を皮切りに、本格始動

琉球は「沖縄史上最強のチーム」でJ2に殴り込む。写真:仲本兼進

 1月9日、FC琉球は新シーズンに向けた新体制発表会を沖縄県庁で行なった。

 はじめに倉林啓士郎社長が「J3優勝、J2昇格というしっかりとした目標を達成し、県民のみなさんに魅力的なサッカーを見せることができた」と昨年の戦いぶりを振り返り、「2年前の社長就任時は『火中の栗』を拾う思いだったが、今年は一皮むけてやっと食べ頃の栗になれるかどうかという勝負のシーズンとなると思う」と、今季に向けて言葉に力を込めた。

 また今季は熊本から上里一将、愛媛から上原慎也を獲得するなど沖縄県出身選手が多数在籍することとなり、倉林社長も「沖縄史上最強のチーム」と胸を張る。

 チームの強化方針について強化部統括の廣崎圭氏は「選手やスタッフが変わっても、これまで積み上げてきた攻撃的なスタイルを継続する」と明示。その上で「ボールを保持して果敢に相手のゴールを目指すことのできる攻撃的な姿勢を持った選手が揃った」と話した。

 今季から琉球の指揮官を務める樋口靖洋監督は「昨年J3で圧倒的な攻撃力で勝ちきった琉球を引き受けるに当たり、クラブからの要請と私自身の思いが一致するところがあり、これまで築き上げてきた琉球のサッカーを継続し発展させていくことが私の仕事である」と述べ、「攻守においてアクションを起こす」、「ボールを保持し主導権を握る」、「攻守のバランスも意識する」というコンセプトを掲げ、アクションサッカーで勝利を手繰り寄せたいと抱負を語った。
 
 今季のチームスローガンは「琉球襲来」。初めてのJ2の舞台において、樋口靖洋新監督のもと、決して浮き足立つことなく確実に結果を残し、攻撃的なスタイルを貫いて対戦相手やJリーグに強く存在感を示していくというメッセージが込められている。
 
 2014年J3リーグ得点王の鈴木孝司を町田から、これまで計3シーズン琉球でプレーし今季水戸から獲得した田中恵太など、所属選手全30人中18選手の新戦力を招き入れた琉球は1月10日の初練習を皮切りに、本格始動する。

取材・文●仲本兼進(フリーライター)

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