香川真司、2019年最初の試合で好プレー連発! 念願のスペイン移籍は叶うのか?

2019年01月08日 サッカーダイジェストWeb編集部

後半からピッチに立った香川の出来に地元紙は?

後半からピッチに立って存在感を示した香川。デュッセルドルフの宇佐美とマッチアップする場面も見られた。 (C) Getty Images

 現地時間9月6日、ボルシア・ドルトムントは、スペインのキャンプ地でフォルトゥナ・デュッセルドルフとテストマッチを行ない、3-2で勝利を収めた。

 この日のドルトムントは、体調を崩したMFマルコ・ロイスや負傷離脱中のDFマヌエル・アカンジ、アブドゥ・ディアロ、FWパコ・アルカセルら複数の主力が欠場。そのなかで、ボランチが本職のドイツ人MFのユリアン・ヴァイグルをセンターバックで抜擢するなど、シーズン後半戦へ向けたテストも行なった

 試合は15分にデュッセルドルフのケビン・シュテーガーのゴールで均衡が破れたが、31分と35分にマキシム・フィリップがゴールを挙げて、ドルトムントが逆転に成功する。

 そして2-1で迎えた後半、ドルトムントは選手を8人入れ替え、香川真司も久々にピッチに立った。

 ドルトムントは、同じく後半からピッチに立ったデュッセルドルフの宇佐美貴史のCKからマルチン・カミンスキにヘディングシュートを決められてタイスコアにされるも、香川を起点にした攻撃から幾度となく相手ゴールに迫る。

 78分に香川のパスに反応したジェイドン・サンチョが強烈な一撃を見舞い、85分には宇佐美に倒されて獲得したFKを、香川がみずから狙う。前者は相手GKに阻まれ、後者は惜しくも枠を外れたが、終始コンディションの良さを伺わせた背番号23は、試合終了間際に決定的な場面に関与する。

 90分、デュッセルドルフのGKと1対1となった香川は冷静にかわしてシュート。一度クリアされるも、そのこぼれ球を拾ったセルヒオ・ゴメスがゴール前に折り返したボールを、マルセル・シュメルツァーが押し込んで3点目が生まれた。

 公式戦ではないものの、2019年の初陣で、決定的な働きを披露した香川について、「サンチョとの良いコンビネーションで存在感を示した」と地元紙『Ruhr Nachrichten』が綴れば、ドイツ紙『WAZ』も「シンジからのパスが好機に繋がった」と評した。

 昨年末に帰国した際には、「スペインに行くために常々動いてきて、なかなか実現できていない」としながら、「必ず実現させたいです」と、メルカートが開いているこの1月中の移籍を明言していた香川。その願望を叶える意味でも、実戦で上々のプレーを見せたことはポジティブな結果と言えそうだ。
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