波乱の幕開けとなったアジアカップに柴崎岳は危機感。初戦のトルクメニスタン戦へ「そういうことがあってはならない」

2019年01月08日 本田健介(サッカーダイジェスト)

「自分たちが今、なにができるかを全力で取り組まなければいけません」

真剣な表情でトレーニングに励んだ柴崎。アジアカップ初戦のトルクメニスタン戦へも気合いを漲らせた。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

 1月7日、日本代表はアジアカップ初戦のトルクメニスタン戦(日本時間の1月9日、20時にキックオフ予定)へ向けてUAEのアブダビでトレーニングを行なった。
 
 1月5日に開幕した大会は、優勝候補に目されたオーストラリアがヨルダンに敗れる波乱の幕開けとなったが、ライバルの苦戦に危機感を強めたのは柴崎岳だ。
 
「オーストラリアのようなチームでもそういうことは起こりますし、同じようなことが起こり得るとしっかり想定しなくてはいけません。そういうことがあってはならないと思います」
 
 力強く語る一方で、準備には余念がない。トルクメニスタンの映像はチェック済みで、「奪ってからのカウンター、縦に速く付けてくるなと感じました。あとは見ないで出してくるパスもあるなと。同じチームでやっている選手が多い中で意思疎通は取れているのかなと思います」と印象を話し、「相手よりも自分たちにフォーカスしながら、自分たちが今、なにができるかを全力で取り組まなければいけません」とポイントを語った。
 
 PK戦の末にベスト8でUAEに敗れた前回大会を知る柴崎は、リベンジの舞台に向けて年末の国内合宿では「優勝しか見ていません」など熱い言葉を残してきた。そうした自らのスタンスについては「個人としてはそこまで大きく自信を持っているわけではありません。むしろ形容するなら覚悟と言ったほうが、正しい表現の仕方だと思います」と説明する。
 
 森保ジャパンを牽引する"覚悟"を胸にした柴崎は、トルクメニスタン撃破へ臨戦態勢に入っている。
 
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)

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