「バルサの次期監督にふさわしいのは?」 現地メディアのアンケートでは38歳と60歳の一騎打ちに!

2019年01月04日 山本美智子

バルベルデ監督の「先のことはわからない」発言を受けて。

今季限りでの退任を匂わす発言をしたバルサのバルベルデ監督。(C)Getty Images

 バルセロナのエルネスト・バルベルデ監督が、『バルサTV』のインタビューで来シーズンについて聞かれ、「どうするかはわからない」「先のことはだれにもわからない」と答えたことにスペイン・メディアが反応。『Diario Gol』などは、このバルベルデのコメントを受けて、クラブが後任探しに着手したと断じている。

 3日の『Marca』紙は、「バルベルデの後を引き継ぐ可能性が高いのは?」と題して、次期監督候補について、ユーザーを対象に電子版アンケートも行なっている。

『Marca』紙が、候補の最初に名前を挙げているのは、ベティスを率いるキケ・セティエンだ。現在60歳と遅咲きのキケ・セティエンは、2015年10月にラス・パルマスの監督に就任してから、現在のベティスにたどり着くまでの数年で、改めてその"ヨハン・クライフ主義"のサッカー哲学が評価されている。

 契約中のベティスから自由になるための契約解除金は100万ユーロ(約1億3000万円)。その安価な額も、バルサにとってはメリットと言える。

 2番手に名前が挙がっているのはクラブOBで現在38歳のシャビ。彼が近い将来、バルサの監督として戻ってくるだろうというのは、クラブ側も含め、だれもが思い描いていることだが、同紙は、「早すぎる」という理由から次の監督に就任する可能性は低いとして、「シャビもキケ・セティエンに票を投じるだろう」とまとめている。
 
 気になるアンケート結果は、7万人強のユーザーが回答し、シャビと答えた人が31%で、キケ・セティエンが30%と、ふたりが競っている状況だ。ちなみに3位は13%で現在ベルギー代表を率いるロベルト・マルティネス、4位に5%でモナコを率いるティエリ・アンリと前アーセナル監督のアーセン・ヴェンゲルが並び、ジョルディ・クライフ(重慶当代力帆監督)、ロナウド・クーマン(オランダ代表監督)が4%、ロラン・ブラン(無所属)が3%、フランク・デブール(無所属)が1%となっている。

 同じようなアンケートをTV局の『Cuatro』も行なっており、こちらはシャビが39%、キケ・セティエンが30%、ユルゲン・クロップが23%、ティエリ・アンリが8%という結果になっている。

文●山本美智子(フリーランス)
 
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