【選手権】青森山田の前エース中村駿太が“初戦無得点の”現エース檀崎竜孔に送ったメッセージ

2019年01月03日 江國 森(サッカーダイジェストWeb編集部)

チームは6ゴールで快勝もエースは不発に終わる。

青森山田の前エース中村(左)は、後輩の檀崎(右)にエールを送った。写真:早草紀子、茂木あきら

[高校選手権・2回戦]青森山田6-0草津東/1月2日/三ツ沢

 優勝候補の一角、青森山田は攻守に渡り草津東を圧倒。大量6ゴールを奪い、順当に3回戦へ駒を進めた。

 MF天笠泰輝(3年)のミドルを皮切りに6人がネットを揺らすなか、プレミアリーグEASTで断トツの16ゴールを挙げて得点王に輝いた注目の檀崎竜孔(3年)は、ノーゴールに終わった。     

 CKから2点を演出するなど、チャンスメークでは貢献したが、試合後の表情は晴れず。「とくに前半は何もできなかった。今日は50点ですね」と自身のプレーを振り返った。

 スタンドには、前回大会で青森山田のエースを担った、1年先輩の中村駿太の姿があった。

 現在はモンテディオ山形でプレーするストライカーは、10番を背負う後輩にこんなエールを送った。

「今日は得点できなかったけど、厳しい試合ではリクが必ずチームを助けてくれると思う。リクだけでなく、いろんな選手がゴールを挙げているのは凄くいいこと。3回戦も頑張ってほしい」

 その3回戦では、同じく豊富なタレントを擁する大津と激突する。

「向こうの10番の水野(雄太)もいい選手だし、センターバックの福島(隼人)と吉村(仁志)も注目されている。対戦が楽しみだし、自分も負けないようにしたい」

 そう語った檀崎は、「プレミアとはまったく緊張感が違う」という選手権で初ゴールを挙げられるのかーー。ちなみに、新チーム結成以来、このエースがゴールを奪った公式戦は、一度も負けていない。

取材・文●江國森(ワールドサッカーダイジェスト編集部)
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