セスク、香川真司、中島翔哉の新天地はどこに…「冬の移籍市場」の期間や注目銘柄は?

2018年12月31日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

以前と比べて冬にもビッグディール成立は多い。

はたして香川(左)や中島(右)は今冬に新天地を求めるのか。(C)Getty Images

 欧州サッカー恒例の「冬の移籍マーケット」が、2019年の年明けから各国でスタートする。
 
 欧州は秋春制のため、市場のメインは夏。冬は問題を抱えるクラブや選手が動く「修復のマーケット」と呼ばれ、ビッグディール成立は夏と比べて少ない。
 
 とはいえ、2018年1月には、夏からの持ち越しだったフィリッペ・コウチーニョ(リバプール→バルセロナ/移籍金1億3000万ユーロ)とフィルジル・ファン・ダイク(サウサンプトン→リバプール/7880万ユーロ)が動けば、ピエール=エメリク・オーバメヤン(ドルトムント→アーセナル/6375万ユーロ)が新天地を求め、アーセナルとマンチェスター・Uの間ではアレクシス・サンチェスとヘンリク・ムヒタリアンの大型トレードが成立するなど、近年は以前と比べて大きな動きも多くなっている。
 
 日本人では、長友佑都(インテル→ガラタサライ/レンタル料が100万ユーロで18年夏に完全移籍)をはじめ、原口元気(ヘルタ・ベルリン→デュッセルドルフ/レンタル/現ハノーファー)、森岡亮太(ベベレン→アンデルレヒト/250万ユーロ)、井手口陽介(G大阪→リーズ/56万ユーロ/現グロイター・フュルト)、冨安健洋(福岡→シント=トロイデン/80万ユーロ)などが新天地を求めた。
 
 今回もすでに逸材ルーカス・パケタ(フラメンゴ→ミラン/3500万ユーロ)、ジェイソン・ムリージョ(バレンシア→バルセロナ/レンタル料が120万ユーロ)、そして昌子源(鹿島→トゥールーズ/300万ユーロ)などの移籍が決定している(正式登録は各国のマーケット開始以降)。
 
 また現在は、ミランとチェルシーの間でゴンサロ・イグアインとアルバロ・モラタのトレード案が。また、セスク・ファブレガス(チェルシー)、アーロン・ラムジー(アーセナル)、アドリアン・ラビオ(パリSG)など契約満了を半年後に控えたタレントも人気銘柄となっている。彼らは2019年1月1日から現所属クラブに断りなく新たなクラブと来シーズン以降の事前契約を結べるルールになっているため、この冬は残留するとしても1月中に夏の身の振り方が決まる可能性もある。
 

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