12月31日、第97回高校サッカー選手権の１回戦で、岩手県代表の遠野と岡山県代表の岡山学芸館が対戦。４－０で岡山学芸館が勝利を収めた。
 
　多くの時間で試合の主導権を握っていたのは、岡山学芸館だった。10番でキャプテンの永田一真を中心とした多彩な攻撃で立ち上がりからゴールに迫ると、10分に早くも試合を動かす。
 
　上山拳史郎の絶妙なコーナキックに合わせた岡田知也のヘディングシュートで先制に成功。さらにその１分後には、素早いカウンターから永田のシュートで２点目を奪った。
 
　後半にも永田が圧巻のパフォーマンスを披露。巧みなドリブルでエリア内を突破して追加点を決めると、後半29分にはヘディングでこの日自身３点目をゲットする。
 
　エースのハットトリックでリードを広げた岡山学芸館はその後、強固なブロックを自陣に築き、遠野の攻撃を撥ね返していく。
 
　立花健斗のスピーディな突破や太田竜雅の機を見た攻撃参加が目を引いた遠野に反撃を許さず、見事に完封勝利。出場２回目にして同校史上初の２回戦へと駒を進めた。
 
取材・文●多田哲平（サッカーダイジェストWEB編集部）