20歳のゴールデンコンビ、堂安律&冨安健洋が“爆上げ”で先輩たちをごぼう抜き! 日本代表の最新市場価値ランクに大変動!

2018年12月30日 サッカーダイジェストWeb編集部

堂安750万ユーロ、冨安は180%増の600万ユーロに

10月のベネズエラ戦ではともにスタメン出場し、堂安はゴールを、冨安はゴールラインぎりぎりで失点を防ぐファインプレーを披露。揃って勝利に貢献した。五輪世代も兼任する森保監督からの期待が大きいふたりだ。(C)Getty Images

 年明けの1月5日にUAE(アラブ首長国連邦)で開幕するアジアカップ2019。日本代表には23名が選ばれ、1月9日の初戦、トルクメニスタン戦に挑むため国内合宿をスタートさせている。

 幣サイトでは、12月12日に発表されたメンバーが、世界のマーケットでどのような評価を得ているのかというニュースをお届けした。そのひとつの基準値となるのが「推定市場価格」だ。ドイツの移籍情報サイト『transfermarkt』が世界中のプロフットボーラーを対象に、年齢やキャリア、潜在能力などさまざまな要素を総合的に評価したうえで日々算定を繰り返している。

 28日発表の推定市場価格で、20歳の堂安律と冨安健洋が大幅なジャンプアップを果たしている。

 ランキング形式で紹介すると、日本人選手の1位は1500万ユーロ(約19億5000万円)の評価額をつけている中島翔哉で変動なし。2位には、プレミアリーグのニューカッスルでプレーする武藤嘉紀が1000万ユーロ(約13億円)でランクインした。

 ちなみに「1000万超え」を果たした日本人選手はこのふたりだけで、マルセイユ所属の酒井宏樹とドルトムントの香川真司が、800万ユーロ(約10億4000万円)で3位タイにつけている。

 そして5位、ここにフローニンヘンの堂安律が750万ユーロ(約9億7500万円)で飛び込んできたのだ。

 12日に発表された堂安の推定市場価格は、日本人18位の250万ユーロ(約3億2500万円)。つまり彼は、わずか2週間強の間に、500万ユーロ(6億5000万円)も価値を高めたことになる。

 フローニンヘンや日本代表での活躍が高く評価されたのはもちろんながら、それによってオランダ国内の強豪クラブやプレミアリーグ、ブンデスリーガのクラブが興味を示し始めたことも、推定市場価格が一気に膨れ上がった要因だろう。

 そして、それ以上に驚異のジャンプアップを遂げたのが、堂安と同世代の冨安健洋だ。12日発表では35万ユーロ(約4500万円)だった推定市場価格は、約180%増の600万ユーロまで跳ね上がった。日本人全体の順位でいうと、335位から7位への飛躍だ。

 今季加入したシント=トロイデンで、不動のCBとしてここまでの全試合に出場し、日本代表デビューも飾った冨安は、いまやセリエAやブンデスリーガのクラブが触手を伸ばす欧州サッカー市場の"人気銘柄"のひとり。乾貴士や岡崎慎司といった代表の先輩たちをごぼう抜きにし、ブレーメンの大迫勇也と肩を並べる評価を得るに至ったのも頷ける。

 東京五輪でも大いに活躍が期待される20歳コンビは、アジアカップの出来如何では世界のマーケットを大いに賑わせる存在となりそうだ。

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