リバプールがゴールラッシュでニューカッスルに文字通りの“圧勝”! 8戦ぶり出場の武藤嘉紀の出来は…

2018年12月27日 サッカーダイジェストWeb編集部

堂々の首位! リバプール、28年ぶりの栄冠へ勢いに陰りは見えず

ファビーニョが4点目を奪って喜びを爆発させるリバプールの面々とガックリと肩を落とす武藤(右)。 (C) Getty Images

 28年ぶりの国内リーグ制覇を狙うリバプールの勢いに陰りは見えない。

 現地時間12月26日に行なわれたプレミアリーグ第19節で、リバプールは本拠地アンフィールドでニューカッスルと対戦した。

 今シーズンのプレミアリーグでいまだ無敗(15勝3分け)を維持して首位をひた走るレッズ(リバプールの愛称)は、立ち上がりから攻勢に出る。11分、CKの流れから相手DFのクリアが中途半端になったところを見逃さなかったロブレンが豪快にボレーシュートを決めて先制点をねじ込んだ。

 一方のニューカッスルは、アジアカップへの招集が決まった武藤嘉紀を、第11節のワトフォード戦以来、8試合ぶりに先発で起用したものの、主導権を握られ続け、サムライ戦士を起用した効果は薄く、相手ゴールを脅かすには至らない。

 そして、1点をリードした状態で後半を迎えたリバプールは、その手を緩めることなく圧巻のゴールラッシュを決め込む。

 まずは、開始早々の47分に自らのドリブル突破からPKを奪ったサラーが自ら決めて2点目をゲットすると、その後も危なげなく試合を進め、79分にシャキリ、85分にファビーニョがゴールを決めて突き放した。

 リバプールに今シーズン無敗の力をまざまざと見せつけられたニューカッスルは、終始、ボールを支配され続け、最後の最後まで武藤ら攻撃陣にビッグチャンスが、訪れることがないまま、タイムアップの瞬間を迎えた。

 最終的なスコアを4-0として、文字通りの"圧勝"してみせたリバプールは、開幕からの無敗をキープ。勝点も51に伸ばし、同時刻に行なわれていた試合でマンチェスター・シティが敗れたこともあり、2位との差を「6」とした。

 一方、為す術なく敗れたニューカッスルは、サイドからの単調なアタックが悪目立ちした攻撃のバリエーション不足が深刻だ。この試合で久々にスタメンに抜擢された武藤も味方からのサポートが少なく、チームの悩みを解消するようなアピールはできなかった。

 今節は敵地でのリバプール戦だったとはいえ、今後も同様の低調なパフォーマンスが続くようであれば、ニューカッスルを待ち受けるのは間違いなく厳しい残留争いだろう。
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