同世代の3人がそれぞれの道へ。1年でのJ1復帰を目指す柏、2013年トップ昇格組の復帰&移籍を発表!

2018年12月26日 サッカーダイジェストWeb編集部

小林が2年ぶりの復帰。秋野は完全移籍に移行、中川は6年ぶりに湘南へ

かつては柏で共闘した中川(右)、秋野(中央)、小林(左)。同世代の3人が敵と味方に分かれて鎬を削る。(C)SOCCER DIGEST、J.LEAGUE PHOTOS

 来季からJ2で戦う柏は12月26日、湘南に期限付き移籍中だった小林祐介の復帰、秋野央樹の完全移籍が決まったとした。また、中川寛斗が湘南に期限付き移籍することも合わせて発表。2013年にトップチーム昇格を果たした3名がそれぞれの道へ進む形となった。
 
 2年ぶりに柏へ復帰する小林は下部組織出身の生え抜きプレーヤーだ。2013年にプロ入りを果たし、中盤の潰し屋として多くの試合を経験してきた。湘南に籍を置いた今季は怪我の影響もあり、リーグ戦の出場は1試合のみ。不本意な成績に終わっていたなかで、去就が注目されていた。
 
 小学生の頃から柏で育まれた秋野はU-15、18を経て2013年にトップチームへ昇格。3年目まで出番に恵まれなかったレフティは、2016年にボランチとしてリーグ戦で23試合に出場して頭角を現わした。翌年からは慣れ親しんだクラブを離れ、湘南に期限付き移籍。今季も引き続き、曺貴裁監督の下でプレーし、リーグ戦20試合で出番を得た。
 
 湘南に移る中川は、155センチの体格を補う豊富な運動量を生かした前線からのチェイシングが持ち味。2013年にトップ昇格を果たしたのと同時に湘南へ期限付き移籍し、2015年に柏へ復帰した。今季は主に2列目を託され、14試合で2得点を記録していたが、来季は6年ぶりに湘南でプレーする形になった。
 
 3選手は柏を通じて、コメントを発表。それぞれクラブへの想いを伝えている。
 
「2019シーズンから改めて柏でプレーすることになりました。チームのJ1昇格に向けて力になれるよう頑張ります。黄色く染まった熱いサポーターの中でまたプレーできることは楽しみですし、そのサポーターのためにもピッチの上で結果を出すことにこだわります。一緒に戦いましょう!」(小林)
 
「今回、このタイミングで移籍することになりました。今シーズンはなかなか勝利に貢献することができず、申し訳ない気持ちでいっぱいです。それと同時に、まだまだ自分には足りないものだらけだと痛感しました。凄く悩みましたが決断しました。レイソルの1年でのJ1昇格を心から願っています」(中川)

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