ミランの不振でガットゥーゾ監督が解任危機! 現地メディアのアンケートではサポーターの6割以上が…

2018年12月24日 サッカーダイジェストWeb編集部

クラブの支えも失いつつある。

解任危機が噂されるガットゥーゾ。はたしてこの窮地を乗り切れるのか。(C)Getty Images

 ミランは12月22日のセリエA第17節で、フィオレンティーナにホームで0-1と敗れた。11月11日のユベントス戦(12節)以降、リーグ戦直近6試合で1勝3分け2敗の勝点6と苦しみ、5位に転落している。

 とくに不振が顕著なのは攻撃陣だ。ユーベ戦からの6試合でわずか3得点しか挙げておらず、ここ3試合は一度もネットを揺らせていない。当然、今季から加入したゴンサロ・イグアインに対する風当たりは強い。10月28日のサンプドリア戦(10節)を最後に、2か月近く無得点が続いているからだ。

 指揮を執るジェンナーロ・ガットゥーゾ監督も同じように厳しい立場に立たされている。イタリア『Sport Mediaset』のアンケートでは、5500人のユーザーのうち73%と多くのサポーターが、ミランの危機の責任はイグアインよりもガットゥーゾ監督にあると答えた。

 さらに2万2000人近いユーザーのうち、じつに67%にものぼるサポーターが、「ガットゥーゾを解任すべきか」の質問に「イエス」と回答。『Gazzetta dello Sport』紙の同じアンケートでも、5400人以上のユーザーの62%が「解任すべき」と答えている。
 
 インテル、ベティスを相手に連敗を喫した10月下旬にも、ガットゥーゾ監督は解任危機が報じられた。この時は3連勝でピンチを脱したが、19位フロジノーネ、16位スパルと、格下との年内残りの2試合で連勝できなければ、今度こそ解任されると報じるメディアも少なくない。

『Gazzetta dello Sport』紙は24日、幹部のレオナルドやパオロ・マルディーニが、チームと指揮官を鼓舞したベティス戦の時と違い、フィオレンティーナ戦後の翌日に練習場に姿を見せなかったことを指摘。ガットゥーゾ監督は「孤独」であり、クラブの支えを失いつつあると報じている。

 ロベルト・ドナドーニやアーセン・ヴェンゲル、アントニオ・コンテ、フランチェスコ・グイドリンなど、複数の後任候補の名前が挙がっているミラン。ガットゥーゾ監督は2か月前のように崖っぷちから生還できるだろうか。
 
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事