香川真司が「必ず実現させたい」と今冬移籍を明言! 気になる新天地は…

2018年12月23日 羽澄凜太郎(サッカーダイジェストWeb)

理想とするスペインクラブとの交渉については…

悔しい前半戦を過ごし、帰国した香川がついに移籍を口にした。 (C) SOCCER DIGEST

 激動の前半戦を終えたサムライ戦士が気になる話題について口を開いた。

 12月23日に帰国したドルトムントの香川真司は、苦戦続きだった前半戦を振り返った。

 ロシアでのワールドカップ後、チームに戻った香川を待っていたのは、ベンチにも入れない苦しい日々だった。新監督のリュシアン・ファーブルの下で出場機会を与えられなかった日本代表MFは、チームが絶対王者バイエルンを押しのけて首位を快走するなか、ピッチに立てない、いわゆる"構想外"の状態に陥った。

 結局、ブンデスリーガでは17試合を消化した段階で、戦績は2試合に出場して無得点という低空飛行に終わった。そんな自身ワーストの結果となった前半戦を香川は次のように振り返った。

「今シーズンに至ってはなかなか出場機会を得れなかったので、非常に苦しかったなと思います。この3か月は苦しくて、身体は万全なのに競争させてくれない、(戦力として)考えられていないというのは非常に屈辱的だった。ただ、そのネガティブな要素ばかりあるなかで、自分をどう前向きにさせるかも経験できて、自分の糧となった。まずは移籍に向けて集中して、決まったところでトライし続けたいですね」

 自ら公言した通り、香川は去就問題の渦中にある。希望しているのはスペインとも報道されるなか、移籍に向けての自身の考えを口にした。
 
「自分自身を生き生きとさせて、より自我を強調したい。次の移籍先ではそこにトライしたい。ワールドカップというのは本当に良い経験で、あそこから得るものはたくさんあって、同時に悔しい思いもした。まだまだ成長できると思っているので、まずはチームをしっかりと選んで、2019年はサッカーがしたいです」

 また、新たな移籍先について、「まだ未定です。(スペインに)行くために常々動いてきて、なかなか実現できていない。移籍の難しさは僕自身、肌で感じている」と、苦心していることを明かした香川は今後の具体的な動きについても語った。

「(ミヒャエル・)ツォルクSDとは話してます。チームも前向きです。ただ、移籍先がない限り、交渉はできない。移籍市場はこれから1月いっぱいまであって、言ったら、ここから始まるので、代理人であったり、自分のチームと話し合いをしながら最高のチームでプレーしたいと思ってます。

 そう簡単にいくとは思っていないですけど、必ず実現させたいですし、100パーセントとは言えないですけど、スペインを中心に探している。ただ、他の国でプレーすることも視野には入れてます。オファーを貰えることはありがたいこと。自分がどうそのチームで成長できるか、活躍できるかをイメージしているので、その考えとマッチしたところで、プレー出来たら最高ですね」

 屈辱的な前半戦を過ごした香川は、果たして、自身の理想とマッチする新天地を決められるのか? その去就に注目したい。
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