「勇人と一緒にJ1の舞台へ」名古屋の佐藤寿人が双子の兄・勇人がいる千葉に18年ぶりの復帰!

2018年12月19日 サッカーダイジェストWeb編集部

千葉のキットに袖を通すのは2001年以来だ

来年3月に37歳を迎える佐藤寿人。プロのキャリアをスタートさせた古巣で来季はどんなプレーを見せるのだろうか。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

 Jリーグを代表するストライカーが18年ぶりに古巣へ帰還する。
 
 12月19日、千葉は名古屋に所属する佐藤寿人を完全移籍で獲得したと発表した。佐藤寿は千葉に所属する佐藤勇人の双子の弟。Jリーグ通算216得点を奪っているストライカーは中学時代から千葉の下部組織に所属し、高校卒業と同時に兄の勇人とともにトップ昇格をしてプロのキャリアをスタートさせた。
 
 ただ、トップでは2年間の在籍でリーグ戦通算2得点しか挙げられず、2002年にC大阪へ期限付き移籍。徐々に結果を残すと、04年には当時J2の仙台で20得点を挙げてブレイクを果たした。

 そして、迎えた05年から籍を置いた広島でその才能は一気に開花。12年連続で二けたゴールを記録するなど、Jリーグを代表するFWへと成長を遂げて多くの得点をサポーターに届けてきた。
 
 2017年に加わった名古屋では思うように結果を残せず、今季限りで退団。来季の移籍先を探すなか、古巣である千葉に戻る道を選んだ。
 
 兄・勇人との共闘も含め、新たなチャレンジに向けて、クラブを通じて想いを綴っている。
 
「この度、18年振りにジェフユナイテッド市原・千葉へ復帰する事となりました。アカデミーとプロ生活と合わせて8年間、ジェフのエンブレムを身に纏って戦ってきましたが、その後のキャリアで積み上げてきたものは、素晴らしい指導者に恵まれたジェフのアカデミーとプロでの時間で培われたのだと思います。復帰にはなりますが、J1昇格という明確な目標を達成するべく自分自身チャレンジしていきたいと思います。またクラブを長年引っ張っている兄の勇人の存在は、自分にとっても特別です。勇人と一緒にJ1の舞台へ。自分自身、ジェフと離れている時間が長い分、まずは皆さんに認めてもらえる結果を出していけるよう、覚悟を決めて戦いたいと思います」
 
 11年ぶりのJ1昇格を目指すチームで佐藤寿はどんな活躍を見せるのか。来年3月に37歳を迎える男は古巣での戦いに胸を躍らせている。
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