C大阪の主軸2名がライバルクラブに流出...杉本健勇が浦和、山村和也は川崎へ完全移籍

2018年12月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

ロティ―ナ新体制は厳しいスタートに

C大阪の屋台骨を支えてきた杉本(左)と山村(右)。クラブは主軸ふたりの穴をいかにして埋めるのだろうか。写真:川本学

 復権を期す桜軍団にとって、あまりにも痛い流出劇だ。
 
 C大阪は12月18日、杉本健勇が浦和へ、山村和也が川崎に完全移籍すると発表した。
 
 森保ジャパンにも選出された杉本は、チームの得点源として活躍。今季は怪我に苦しんでリーグ戦30試合で5得点に終わったが、昨季はキャリハイの22ゴールをマークした。愛着のあるクラブを去る決断を下した杉本は、C大阪の広報を通じて移籍の理由とクラブへの想いを伝えている。
 
「この度、セレッソ大阪を離れる事になりました。帰って来てからの3年間を振り返ると、色々な思いが胸に込み上げてきます。

 必ずJ1に上げるという気持ちで帰ってきて、それを達成することができ、翌年チーム史上初のタイトルと2冠を獲る事ができた事は僕の人生の中で一番最高の瞬間で、とても幸せな時間でした。

 このクラブを離れる事は正直想像していませんでしたが、今回の決断は自分自身の成長の為に不可欠だと信じています。セレッソの一員として戦えた事を本当に誇りに思っていますし、これからもずっと応援しています。今まで本当にありがとうございました!」
 
 一方の山村は最前線からCBまでこなす万能型MFだ。ボランチやトップ下を主戦場に今季も26試合に出場し、主力として活躍。その活躍ぶりに川崎が目を付けた。
 
 C大阪の広報を通じ、山村は今回の移籍についてコメント。

「この度川崎フロンターレに移籍する事になりました。セレッソ大阪に移籍をして、長いようで短いような凄く濃い3シーズンを過ごせました。本当にセレッソに携わる全ての方に感謝の言葉しかありません。次は違うチームでシーズンを迎えますが、温かく見守って頂けたら嬉しいです。本当にありがとうございました」
 
 ユン・ジョンファン監督が今季限りで退任し、指揮官には新たに前・東京V監督のミゲル・アンヘル・ロティ―ナ氏が就任するが、強化部は主軸ふたりの穴をどうやって埋めるのだろうか。
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