「マドリーはイスコを売却すべきか?」 賛否両論が渦巻く中、地元紙がアンケートを実施! サポーターの過半数は…

2018年12月15日 サッカーダイジェストWeb編集部

マドリーでの日々は終わりに向かっているのか。

イスコ(右)はこの冬、新天地を求めることになるのだろうか。(C)Getty Images

 サンチャゴ・ソラーリが監督に就任してから、レアル・マドリーのイスコは厳しい日々を過ごしている。

 チャンピオンズ・リーグ(CL)のローマ戦でベンチメンバーから外れ、その立場が取りざたされているイスコ。0-3とホームでまさかの大敗を喫した12月12日のCSKAモスクワ戦(CL)で、好機を逸した際に観客に不満を表わし、しばらくブーイングを浴び続けるなど、ファンとの関係も悪化している。

 この状況に、メディアやファンの間では「イスコを売却すべき」との声が高まっている。スペイン紙『Marca』のハビエル・エステパ記者は、「ソラーリはイスコを信頼せず、チームもイスコを守らず、ファンはイスコのプレーを疑っている。マドリーでプレーしつづけるべきだと考える者など、はたしているのだろうか」と、イスコ放出に賛成した。

「マドリーとイスコはこの1月、別れるための合意に達するべき。そうすればマドリーは、次の大きな補強のための資金を手にでき、イスコはマドリーから離れて輝きを取り戻せる。イスコの前にも偉大な選手たちはたくさん去ったが、マドリーはマドリーであり続けてきた」
 
 一方で、同じく『Marca』紙のルベン・ヒメネス記者は売却反対を主張する。彼はジョゼ・モウリーニョ監督時代の影響から、一部のサポーターがイスコのようなテクニシャン系のプレーヤーを認めなくなっていると指摘。それはCL3連覇という偉業に貢献した選手であっても変わらないとし、「ソラーリがイスコを取り戻したいなら、重要な試合で先発起用すべきだ」と主張している。

「なぜなら、ベンチ生活が続けば、イスコはもうマドリーでプレーしたいと思わなくなるだろう。そしてその時、マドリーは移籍金以上のものを失うことになる」

 ただ、「マドリーはイスコを売るべきか」という『Marca』紙のアンケートでは、11万4000人を上回るユーザーのうち、52%と過半数が「イエス」と回答している。

 2013年にマラガから加入して約5年半。イスコのマドリーでの日々は終わりに向かっているのだろうか。
 
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