「日本のメッシのバルサ風ゴラッソだ」15歳の逸材、中井卓大のゴールに称賛の嵐! マドリー公式は週間ベストゴールに

2018年12月12日 サッカーダイジェストWeb編集部

海外メディアも注目する逸材に

クラブも絶賛するゴラッソを決めた中井は、逸材が集うマドリーの下部組織で存在感を示している。 (C) Getty Images

"エル・ブランコ(白い巨人)"の下部組織で研鑽を積んでいる日本サッカー界期待の俊英、中井卓大は着実に成長を遂げているようだ。

 現地時間12月7日に行なわれたセルタ下部組織との試合で、レアル・マドリーのカデーテA(16歳以下)に所属する中井は、1-0の勝利に貢献する決勝ゴールをマーク。そのゴラッソがクラブのカンテラ専用公式ツイッターが選ぶ週間ベストゴールに選ばれて話題となっている。

 右サイドからの中央への折り返しをペナルティアーク付近で受けると同時に巧みな反転で二人のマーカーをかわした中井は、追いすがる相手DFを右手で押さえながら左足でシュート! この豪快な一撃がゴール左上に突き刺さったのである。

「ピピ」の愛称で現地でも親しまれ、今年10月にはU-15日本代表のフランス遠征にも招集されて年代別代表デビューを果たした中井は、好調を維持し続けている。11月に行なわれたリーグ戦のアトレティコとの"マドリード・ダービー"でもゴールを決めるなど、その存在感は日増しに高まっていると言っていい。

 スペインの超名門マドリーで活躍を続ける逸材を海外メディアが見逃すはずもない。スペイン紙『AS』は、セルタ戦でのゴールを動画で紹介しながら「日本のヤングスター、ピピ・ナカイが崇高なゴールを決めた」と絶賛。さらに米ニュースサイト『Business Insider』は、「マドリーに所属する"日本のメッシ"がバルサ風のゴラッソを叩き込んだ」と見出しを打ち、次のように褒めちぎっている。

「ナカイは9歳の時からマドリーの下部組織に属し、図抜けたビジョンと知性を有していることで知られている。なぜ"日本のメッシ"と呼ばれているのかについてはもはや説明不要かもしれない。彼はフットワークが魅力で、足下の技術に長け、瞬間的な動きでディフェンダーを欺く不思議な力を持っている」

 各国のメディアから賛辞を受ける15歳の「ピピ」。天井知らずに伸び続けている俊英のプレーには今後も注目だ。

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