【U-18プレミアリーグ】8月23日からいよいよ後半戦へ。EAST、WESTともに混戦模様の展開に

2014年08月20日 サッカーダイジェストWeb編集部

トップチームで初得点の大島を擁する柏U-18を追うのは?

後半戦の初戦は鹿島ユースが相手となる柏U-18。快進撃はこのまま続くのか。

 高円宮杯U-18プレミアリーグは、8月23日からいよいよ後半戦に突入する。EAST、WESTの両リーグともに上位陣は勝点に大きな差がなく、混戦模様となっている。
 
 EASTは、開幕5連勝と絶好のスタートを切った清水ユースが序盤戦をリードしたものの、6節に流経大柏に初黒星をつけられると、8節に市立船橋、9節に柏U-18に敗れ、千葉勢相手に3連敗を喫して失速。代わって、序盤戦から堅実に勝点を積み上げた柏が前半戦最後の9節で首位の座を奪っている。
 
 後半戦も柏、清水の2チームを軸に、首位争いは展開していくだろう。柏は、天皇杯でトップデビューし、ゴールも記録しているFW大島康樹が好調を維持。現在得点ランク首位タイに位置するが、このまま順調に得点数を重ねていけば、チームの昇格初年度での優勝という快挙も近づく。
 
 清水は前半戦に指揮を執った大榎克己監督がトップチームの指揮官に昇格。平岡宏章新監督の下で初優勝を目指す。首位奪回へのキーマンとなるのは、前半戦を怪我で棒に振ったエースの北川航也だろう。前半戦最後の柏戦で途中出場しており、このユース年代屈指のストライカーにエンジンがかかれば、チームも再加速していくはずだ。
 
 前半戦で唯一柏に土をつけた3位の流経大柏は、連覇という目標に向かってモチベーションも高い。得点ランク10位以内には、4得点のFW儀保幸英をはじめ清水とともにリーグ最多の4人が入っており、多彩な得点パターンを有する攻撃力は、後半戦でも威力を発揮しそうだ。
 
 その他、4位の市立船橋は、U-19代表GKの志村滉を中心とする堅い守備が健在。前線もMF下村司やFW矢村健といった下級生の台頭で勢いがある。以下、5位の鹿島ユースから9位の三菱養和SCまではそれぞれ勝点1差で続いており、上位進出へのチャンスは十分。とりわけ、日本クラブユース選手権で優勝した三菱養和、同4強のJFAアカデミー福島は、9節の試合が雷雨のため順延となっており、この一戦に勝てば一気に4位まで順位を上げることも可能だ(※開催日時は未定)。インターハイで粘り強く4強入りした青森山田も含め、この夏の大会で成長を遂げたチームの躍進が期待できそうだ。

【U-18プレミア】前半戦のピックアップゲーム、チームレポートはこちら

EAST順位表
順位 チーム名 勝点 得失差
1 柏U-18 20 9 6 2 1 13
2 清水ユース 18 9 6 0 3 7
3 流経大柏 14 9 4 2 3 0
4 市立船橋 12 9 3 3 3 2
5 鹿島ユース 11 9 2 5 2 2
6 札幌U-18 11 9 3 2 4 -9
7 東京Vユース 10 9 3 1 5 -7
8 JFAアカデミー福島 9 8 2 3 3 -1
9 三菱養和SC 9 8 2 3 3 -5
10 青森山田 6 9 1 3 5 -2

 

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