メッシだ! デンベレだ! スアレスだ! ド派手な“ゴールショー”を披露したバルサが敵地でのダービーを制す

2018年12月09日 サッカーダイジェストWeb編集部

前後半に1本ずつ。メッシが「完璧なFK」を披露!

故障明けのスアレス(右)にもゴールが生まれるなど、バルサは圧倒的な強さを見せつけてダービーを制した。(C)Getty Images

 現地時間12月8日に実施されたラ・リーガ第15節、エスパニョール対バルセロナの一戦は、前半だけで3点を奪ったバルサが4-0で勝利した。

 先制ゴールは、リオネル・メッシのFKだった。17分にゴール正面から放たれた一撃は鋭いカーブを描き、名手ディエゴ・ロペスの指先をかすめてエスパニョールのゴールに飛び込んだ。ボールが突き刺さったのは、右のサイドネットだった。

 追加点が生まれたのは26分、中央に入ったメッシがエリアの少し外でボールを持ち、3人のDFに囲まれながら左のウスマンヌ・デンベレへパス。スムーズな切り返しで左足から右足に持ち替えた若きフランス代表は、対峙するDFを抜き切らずにシュートを放つ。これがファーサイドに吸い込まれた。

 3点目を奪った前半終了間際のシーンでは、そのデンベレのスルーパスにルイス・スアレスが反応。リーガでは2試合ぶり、公式戦では4試合ぶりとなる戦線復帰を果たしたストライカーは、角度のないところからGKの股間を破り、勝利を決定づけるゴールをチームにもたらした。
 
 さらに65分には、ふたたびメッシのパーフェクトなFKが突き刺さる。1点目より少し左寄りのポイントで黄金の左足を振り抜くと、ポストの外側に向かって飛び出ったはずのボールは、鋭く右に曲がり、そして落ちて、ゴールネットを捕えた。

 このメッシの2点目が決まると、試合開始直後、ジェラール・ピケがボールを持つたびに執拗にブーイングを浴びせていたエスパニョール・ファンも一斉に帰りはじめる。5分のアディショナルタイムを経て、試合終了のホイッスルが吹かれたときには、バックスタンドの1階席に刻まれた「RCD ESPANYOL」の巨大文字がはっきりと見えるほどに、空席が目立っていた。

 数週間前までほとんど機能していなかった新加入MFアルトゥーロ・ビダルの、中盤での献身的な働きも目立ったこの試合、バルサは宿敵に圧倒的な力の差を見せつけるかたちで勝利を収めている。
 

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