【J1参入PO展望】磐田×東京V|2018Jリーグの最終決戦!! J1の座を死守するか、奪い取るか?

2018年12月07日 サッカーダイジェストWeb編集部

磐田――少ないリードで守りに入れば相手の思う壺に

出場停止/磐田=なし 東京V=なし

J1参入プレーオフ決定戦
ジュビロ磐田 - 東京ヴェルディ
12月8日(土)/14:00/ヤマハスタジアム

ジュビロ磐田
今季成績(J1):16位 勝点41 10勝11分13敗 35得点・48失点

 J1残留をかけ、磐田が東京Vをヤマハで迎え撃つ。磐田は4日から4日連続で完全非公開練習を敢行した。取材も禁止で、ベールに包まれたまま、準備が進む。

 J1最終節・川崎戦は、前半はプラン通り耐えしのぎ0-0。リーグ最多得点を誇る攻撃陣から無失点で折り返し、「(残留を争う)他会場にプレッシャーをかける」(名波監督)作戦だった。81分にFW大久保のゴールで先制も、5分後に追いつかれ、アディショナルタイムにオウンゴールで敗戦。途中まで青写真通りだったが、他会場の結果も磐田にとって最悪な結末となり、プレーオフを戦うことになった。

 J2・6位の東京V戦は川崎戦とは逆にキックオフから主導権を握り、早めに先制することが求められる。引き分け以上が残留の条件だが、少ないリードで磐田が守りに入れば東京Vの思うつぼだろう。MF中村、FW大久保、MF山田が軸となり、東京Vに重圧をかける。プレーオフで大宮、横浜FCと格上を、いずれも敵地で撃破し勢いに乗るとは言え、J1とJ2では地力の差は歴然のはずだ。

 モデルとなる試合が2つある。天皇杯3回戦のJ2山口戦(みらスタ)とリーグ30節・長崎戦(トラスタ)だ。主力を投入した山口戦は16分に川又が先制弾を決めると、44分にMF上原が2点目。後半にも川又の追加点などで4-1で快勝した。川又の「相手はJ2やったからね」という言葉が印象的だったが、それだけ地力の差を感じていたのだろう。

 残留争い真っただ中の長崎戦は中村、山田らを中心にキックオフから波状攻撃をかけ、ゴールに迫った。ネットは揺らせず0-0だったが、J1昇格組の格下相手にカウンターを許す隙も与えなかった。東京V戦はドローもOK。下がることなく挑戦し続ければ、きっとJ1残留が見えてくるだろう。

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