「ポドルスキは母国リーグに復帰するか?」ドイツ紙の取材に神戸の主将は何と答えた?

2018年12月05日 サッカーダイジェストWeb編集部

「ケルンはまず昇格を第一に考えるべき」とコメント

キャプテンとして神戸をけん引し、リーグ10位でシーズンを終えたポドルスキ。契約満了後の進路については未定とコメントしている。 (C)SOCCER DIGEST

 先日、ヴィッセル神戸は、元スペイン代表のダビド・ビジャが来季からチームに加わることを発表。世界中のメディアが「ルーカス・ポドルスキ、アンドレス・イニエスタに続くビックネームが神戸に」と驚きをもって報じたことは記憶に新しい。

 2017年夏から神戸に加入したポドルスキは、12月2日のJ1最終節を終えた翌日に離日し、神戸の前に所属していたトルコのガラタサライの試合(ベジクタシュ戦)を観戦。その後、故郷のドイツに戻ったようだ。

 帰還したポドルスキに、ドイツ紙『BILD』が取材を敢行。かつてポドルスキが下部組織に所属したケルンが、フランス人FWアンソニー・モデスト(30)の復帰を発表した。そのため、同じようにポドルスキにも古巣復帰の可能性があるのかどうかを尋ねている。

 元ドイツ代表FWは、地元紙の問いかけにこう返答している。

「いつかまたケルンのユニフォームを着たいという願いは何も変わっていないよ。クラブの運営陣は僕の立場や思いを知っている。ただそれよりも、クラブは1部に昇格することを優先すべきだと思う。

 幸いにして今現在、僕はどこかに自分を売り込む必要はない状態だ。所属先を緊急で変えることもない。2019年末まで神戸との契約が残っているし、それまではプレーするつもりだ。ただ、夏にブンデスリーガや他国のクラブからコンタクトがあった場合は、よく検討する必要があるとは思っている」

 モデストの復帰によって、ケルンの攻撃力は十分に整ったというのがポドルスキの見解のようだ。現時点でのブンデス2部の首位は酒井高徳、伊藤達哉が所属するハンブルクで、ケルンは2位につけている。自動昇格にはシーズン終了時に2位までに入る必要がある。

 J1最終節終了後、ポドルスキは自身のSNSで「今シーズン、偉大なサポートをしてくれたファンに感謝したい。また来年、僕らはより強さを増して戻ってくる!」というメッセージを残した。これに対し、神戸サポーターは「頼むよポルディ!」「来年も期待してます、キャプテン」といった親しみを込めたコメントが多く寄せられた。

 来年はJリーグの外国人枠が拡大し、外国人選手を取り巻く環境も大きく変化するだろう。ポドルスキとしては、古巣にいずれ戻ることは想定しつつも、現時点では2019年末まで結んでいる神戸との契約は満了するつもりのようだ。

 来年以降のポドルスキの動向には、日本だけではなくドイツも注目している。

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