「アメリカもしくは日本で…」ブスケッツが地元ラジオでJリーグ挑戦をほのめかす!

2018年11月28日 サッカーダイジェストWeb編集部

ペップ、シャビ、イニエスタへの憧れ?

バルサの中盤を司る重要な舵取り役を担っているブスケッツが、将来的なJリーグ挑戦を語った。 (C) Getty Images

 バルセロナで通算500試合出場を果たしたスペイン代表のセルヒオ・ブスケッツが、興味深い発言をして話題を呼んでいる。

 バルサのカンテラ(下部組織)で育ったブスケッツは、2008-09シーズンにトップチームデビュー。バルサBからの内部昇格でトップの指揮官となったジョゼップ・グアルディオラ監督(現マンチェスター・シティ)の薫陶を受けてピボーテ(アンカー)としての技に磨きをかけ、世界的な名手となっていった。

 トップ昇格から10年に渡ってチームの屋台骨を支え続け、今月25日にはラ・リーガ第13節のアトレティコ・マドリー戦で先発し、バルセロナでの公式戦通算500試合出場という大台にも乗せた。

 名実ともにクラブ史に名を刻んだブスケッツ。チームのMF陣の中では最古参となる11年目を迎えた30歳は、自身のキャリアの青写真をどのように描いているのか? 地元ラジオ局『Catalunya Radio』のインタビュー取材で、その理想を語っている。

 バルサにおける最多公式戦出場数はシャビの「767」だが、かつて代表でも共に戦ったブスケッツは、「シャビの通算出場数に達するなんて不可能だろうね。それについては考えもしていないよ」と謙遜しつつ、バルサを離れるタイミングについて続けた。

「チームの役に立って良い終わり方ができれば良いと思っているよ。バルサでの終わりがいつ、どういう形になるかは分からないけどね」

 そしてブスケッツは、将来的な欧州以外の環境でのプレーについても触れ、その候補地に日本を挙げた。

「もし、バルサを離れる時に自分が良い状態であれば、今までとは違うフットボールにチャレンジをしてみたいんだ。可能性があるとするならアメリカ、もしくは日本とかカタールかな。それで全てが終わった時には家族との時間を楽しみたい。これまで4日連続で休んだことは一度たりともないからね。その後に監督になる勉強もしてみるつもりだよ」

 ブスケッツがそうした選択をしようとするのには、先達たちの影響があるのかもしれない。キャリアの礎を築いてくれた"恩師"グアルディオラは、現役時代の晩年には、カタールのアル・アハリとメキシコのドラドスでプレー。さらにシャビ(現アル・サード)、イニエスタ(現ヴィッセル神戸)は、アジアでのプレーを選んでいた。

 30歳となり円熟期に入ったとはいえ、いまだ欧州屈指の実力派MFであるブスケッツだけに、すぐさまJリーグに来ることは考えにくい。だが、いつの日か、彼が日本でプレーする姿を見てみたいものだ。

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