ミランがセスク獲得に前進! CBレンタルも含めチェルシーの決断待ちか

2018年11月28日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

中盤とCBに怪我人が続出し…。

チェルシーで出番に恵まれないセスク。1月にミランに加入か。(C)Getty Images

 ミランが来年1月の補強に向けて積極的な動きを見せているようだ。
 
 すでにズラタン・イブラヒモビッチ(LAギャラクシー)の6年半ぶりの復帰が秒読み段階に入っていると言われる前線と並び、ミランにとって1月の大きな強化ポイントが中盤とCB。前者はジャコモ・ボナベントゥーラ(シーズン絶望)とルーカス・ビグリア(全治3か月)、後者はアレッシオ・ロマニョーリ(全治1か月)、マテオ・ムサッキオ(全治数週間)、マッティア・カルダーラ(全治3か月)と怪我人が続出しているからだ。
 
 そこでミランの強化を仕切るレオナルドGDは、チェルシーと3選手に関して深い交渉を進めているという。ミラン関連の移籍情報に強いアルフレッド・ペドゥーラ記者や『ラ・レプブリカ』紙が現地時間11月27日に報じている。
 
 中盤はすでに攻撃的MFの逸材ルーカス・パケタ(フラメンゴ)の1月加入が決まっているが、まだ21歳で欧州初挑戦だけに過度な期待は禁物。そこでレオナルドは、セスク・ファブレガスの引き抜きを画策しているようだ。言わずと知れたバルセロナ産の名司令塔だが、今シーズンはマウリツィオ・サッリ新監督の信頼を得られず、ここまでプレミアリーグでの出番はわずか48分(先発ゼロ)で、カップ戦要員と化している。しかも来年6月には契約満了を迎え、フリーエージェントになる。
 
 この状況に目を付けたミランは、チェルシーにセスク獲得を提案。できれば冬にレンタルで迎え入れたい意向で、そうなれば夏にチェルシーと契約満了を迎えるため事実上の完全移籍となる。セスク本人はすでにロッソネーロ行きを受け入れたようで、あとはチェルシーの決断次第のようだ。
 
 CBに関しては、同じく出番に恵まれていないアンドレアス・クリステンセン(プレミアでの出番はここまでゼロ)とガリー・ケイヒル(同21分)がミランとチェルシーの間で議題になっている模様。こちらもローン移籍で、今のところクリステンセンが有力だがケイヒルの可能性も消えておらず、どちらか一方は1月にイタリアへ渡る可能性が高まっているという。
 
 中盤はレアンドロ・パレデス(ゼニト)やステーファノ・センシ(サッスオーロ)の獲得、CBは来夏のフリー移籍で合意したと言われるディエゴ・ゴディンの前倒し移籍も囁かれているミラン。いずれにしろ、今冬は派手な動きを見せそうだ。
 
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