「フランス人選手の受賞が妥当だ!」 大注目の“バロンドールの行方”についてシャビが持論を展開

2018年11月24日 サッカーダイジェストWeb編集部

「ワールドカップの結果が重視されるべき」

シャビはバロンドールに、世界王者であるフランス勢をプッシュするが、はたして…。(C)Getty Images

 欧州では12月3日の発表が近づくにつれ、バロンドールを巡る議論が盛り上がっている。元スペイン代表のシャビ・エルナンデスも、世界最高の称号にふさわしい選手について持論を述べた。

 リオネル・メッシとクリスチアーノ・ロナウドが過去10年のバロンドールを分かち合ってきたが、今年はルカ・モドリッチとラファエル・ヴァランヌ、キリアン・エムバペの争いになると報じられている。

 スペイン紙『Marca』によると、シャビはラジオ局『Cadena SER』の番組内で、「フランス人選手の受賞が妥当だろう。ワールドカップ(W杯)は大きく響くからだ」と、ロシアW杯を制したフランス代表から受賞者を出すべきと主張した。

「僕たちは2010年に不満だった。スペインの選手が受賞しなかったからだ。今回はフェアであるべきだろう。W杯はもっとも重要なんだ。フランス代表では、アントワーヌ・グリエーズマンがスターだね。みんなヴァランヌのことを騒ぐが、フランス代表といえばグリエーズマンかエムバペだ」

 一方で、UEFAやFIFAの年間最優秀選手に選ばれたモドリッチについても、シャビは「受賞にふさわしい選手」と述べている。

「彼は近年のチャンピオンズ・リーグで3連覇を成し遂げ、W杯のファイナリストでもある。彼が受賞することになっても正しいだろう」
 
 また、かつてのチームメイトであるネイマールのバルセロナ復帰の噂については、「復帰はないと思っている。たくさん記事を目にするけど、ネイマールがバルサに戻る可能性はゼロだろう」と語った。

「ネイマールはさらに成熟すれば、C・ロナウドやメッシに限りなく近づけるタレントの持ち主だ。ピッチでリーダーシップのある選手だと思うし、決定的な存在でいられる。すべては彼次第だ。条件はいろいろ揃っていても、メンタリティーがなければ…」

 バルセロナでは、ウスマンヌ・デンベレの規律面が話題となっている。シャビは「彼は若い。才能をすべて発揮できていないというのは分かる。いろいろうまくやらなければいけない。でも、すでに彼が違いをつくるところを見てきた」と、今後に期待を寄せている。

「時間が必要だよ。彼は21歳でバルセロナにいるんだ。それに、外国人選手には最低でも1年の適応するための時間が必要さ。とても才能のある選手だと思う」

 バルサでの立場が厳しくなっていると言われるデンベレだが、シャビの期待に応え、いずれバロンドール候補となるほど活躍できるだろうか。その前に、まずは2018年のバロンドールに注目だ。
 
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