【日本代表】アジアカップのベスト布陣は!?気になる3つの不安材料

2018年11月23日 本田健介(サッカーダイジェスト)

軸は前線のカルテット

前線のカルテットが森保ジャパンの看板だ。一方でいくつかの課題も残る。

 4勝1分。9月に船出を切った森保ジャパンの航海はすこぶる順調だ。
 
 初陣となった9月11日のコスタリカ戦に3-0で快勝すると、10月にはパナマも下し、南米の雄・ウルグアイも撃破。先のベネズエラ戦こそ引き分け、史上初となる初戦からの4連勝は逃したが、続くキルギス戦はしっかり勝ち切り、年内のテストマッチを無敗で切り抜けた。
 
 北海道での胆振東部地震の影響で9月7日に予定されていたチリ戦が中止になるなど、多くのアクシデントに見舞われたが、「与えられた環境と時間の中で落ち着いて、何ができるのか最善を尽くしてやってくれた。そういう与えられた環境の中で常にベストを尽くすことを選手、スタッフがやってくれたことはこれからも続けていきたいです」と、森保一監督も一定の手応えを口にする。
 さて、的確な歩みを見せる森保ジャパンが今後、見据えるのは来年1月にUAEで開催されるアジアカップだ。前回の2015年大会はベスト8で敗れた日本にとっては、覇権奪回が求められる大会となる。
 
 ここ5試合で森保ジャパンの顔ぶれ、序列も固まってきており、アジアカップへのベスト布陣は次のようになるだろう。
 
 GKは東口順昭、最終ラインは右から酒井宏樹、冨安健洋、吉田麻也、佐々木翔、ボランチは遠藤航、柴崎岳、中盤2列目は中島翔哉、堂安律、2トップはやや後方に南野拓実、1トップ気味に大迫勇也。
 
 新生日本代表の看板は中島、堂安、南野の"新ビッグ3"に大迫を含めた前線のトライアングルで、彼らを活かす戦い方が基本となる。ただいくつかの懸念材料が残っているのも事実で、焦点は次の3つのポイントになるだろう。
 

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