バルサはリバプールから選手を獲れない? 2020年までは130億円の追加支払いが必要に

2018年11月22日 サッカーダイジェストWeb編集部

過去にはスアレスやコウチーニョを。

コウチーニョ(右)、スアレス(左上)、マスチェラーノ(左下)と、リバプールは3~4年ごとに主力級のタレントをバルサに奪われてきた。(C)Getty Images

 多額の移籍金を得られるとはいえ、同じクラブに相次いで主力を引き抜かれれば、警戒するのも当然かもしれない。

 英公共放送『BBC』などによると、バルセロナが2020年までにリバプールの選手を獲得する場合、移籍金とは別に1億ユーロ(約130億円)を支払わなければいけないという。今年1月、フィリッペ・コウチーニョが移籍した際に定められたようだ。

 2017年夏、バルサはコウチーニョの獲得に動き、選手も移籍を希望したが、リバプールがこれを認めず騒動に発展。いったんはリバプールがコウチーニョの慰留に成功したが、最終的には昨シーズン途中の今年1月に1億6000万ユーロ(約208億円)で手放すことになった。
 
 リバプールは、2014年夏にもルイス・スアレスを8172万ユーロ(約106億2000万円)でバルサに売却。さらに遡れば、2010年夏にハビエル・マスチェラーノも2000万ユーロ(約26億円)で引き抜かれている。

 こういった経緯から、リバプールは予防策を講じたのかもしれない。コウチーニョ移籍の際にマイケル・エドワーズSDは、1億ユーロの"特別ボーナス"を取り付けたという。

 英紙『Telegraph』は、例えばバルサがモハメド・サラーを獲得する場合、市場価格の1億5000万ユーロ(約195億円)に追加分を加え、2億5000万ユーロ(約325億円)が必要になると報じている。

 バルサはサディオ・マネへの関心も噂されているが、『Telegraph』紙は条項の存在により、「近いうちにリバプールの選手がコウチーニョを追ってカンプ・ノウに行くことはほとんどあり得ないことだ」と伝えている。
 

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