長友、浅野は全体練習に参加、井手口は年明けにチーム合流を目指す――怪我の海外日本人選手近況

2018年11月22日 サッカーダイジェストWeb編集部

試合復帰の時期はまだ未定

浅野と長友は年内復帰も視野に。井手口はまずチーム合流を目指し、早ければ年明けの復帰が見込まれている。 (C) Getty Images

 10月24日(現地時間)に行なわれたチャンピオンズ・リーグのシャルケ戦で、試合中に倒れて病院へ搬送された結果、肺が委縮する「肺気胸」と診断された日本代表DFの長友佑都。トルコの病院で手術を受けたこと、個人トレーニングを再開したことなどが、これまで報じられてきた。

 そして11月21日、ついにチームの練習に合流したことが、ガラタサライの公式ホームページで報告された。

「我々は今日も、試合のために練習を続けている。トレーニング前には、監督を含めて皆で朝食をとった。その後、グラウンドで練習を行なった。セルダル・アジス、エレン・デルディヨク、オザン・コバク、そして長友佑都がトレーニングに復帰している」

 トルコ全国紙『FANATiK』は、「ナガトモが練習に復帰したことは、ガラタサライにとって非常に喜ばしいことだろう。ただ、試合復帰の時期はまだ、未定のようだ」と伝えている。

 また、ブンデスリーガのハノーファーに所属する浅野拓磨もチーム練習に復帰したと、ドイツのサッカー専門誌『kicker』が報じた。

「ハノーファーの態勢が、少しずつ整ってきた。イラス・ベブがトーゴ代表参加中に負傷するという、クラブにとって残念なニュースが飛び込んできたが、長らく戦列を離れて別メニューになっていたいたユリアン・コルブと浅野拓磨は、チーム練習に参加するまでに回復している」

 浅野は10月30日、DFBカップのヴォルフスブルク戦で太腿に違和感を覚えて途中交代し、太腿の過剰進展による負傷と診断されて戦列を離れていた。招集されていた日本代表も辞退し、ドイツに残って回復に努めていたが、ようやく復帰の目途が立ってきたようだ。

 ハノーファーでは、日本代表参加のためにチームを離れていた原口元気も木曜日に合流する見込みだという。

 そして、9月30日にディナモ・ドレスデン戦で右膝の十字靭帯断裂という重傷を負った井手口陽介も、早ければ冬にチームに合流できるかもしれない。所属クラブのグロイター・フュルトは公式サイトで「日本人MFのリハビリの進捗状況」と題し、近況を伝えている。

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