【U-21】ライバルの活躍に発奮!長沼洋一が自身の価値を示す圧巻の3アシスト!

2018年11月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

横内監督代行も3アシストに驚愕。「僕は初めて見ました(笑)」

アジア大会でも活躍した長沼。今回のUAE遠征で自身の立ち位置をより強固なものに出来るか楽しみだ。写真:徳丸篤史

[ドバイカップ]U-21日本代表 5‐0 U-21クウェート代表/11月18日/UAE

 熱い思いを胸に秘めていた。ドバイカップU-23の第2戦となったクウェート戦。同じポジションを務める藤谷壮が初戦のウズベキスタン戦でふたつのゴールに絡んだ活躍を目の当たりにし、燃えないわけにはいかなかった。

 
「(藤谷は)怪我で離脱してしまったけど、やっぱりライバル。結果を残されたことは少なからず焦りではないけど、俺も頑張らないと、というのはありました」
 
 初戦を引き分け、何としても勝利が欲しかった第2戦。さしずめハットトリックを達成した上田綺世が主演男優賞ならば、長沼洋一は助演男優賞だろう。27分に久保建英とのワンツーからサイドをえぐって旗手怜央のゴールをお膳立てすると、41分には自身のドリブル突破から中央へ低弾道のクロスを入れて上田のゴールを演出。また73分にも素晴らしい弧を描いたピンポイントクロスで上田の2点目をアシストした。
 
 1試合で3つのアシスト。なかなか見られない結果に誰よりも驚いたのは、広島時代に長沼を指導したことのある横内昭展監督代行だ。
 
「(3アシストするところを)僕は初めて見ました(笑)。洋一はやっぱりアップダウンできるし、走れるし、球際も戦える。ただ、どうしても最後のクオリティのところは課題だった。今日はそういったところを含めていい仕事をしてくれたと思います」
 
 一方、横内監督代行に「3アシストは初めて見た」と言われた長沼自身も、「僕も初めてしました(笑)」とクウェート戦の活躍に驚きを隠さない。ただ、今回の結果は偶然ではない。今年からよりキックの質を高めるために、所属クラブの岐阜でコツコツとクロスの練習に取り組んでいたからだ。
 
「やっぱり代表に行った時に、自分の武器としてキックの質のところは、いろいろなキックができるように考えていた。その中でクロスのところはまだまだ自分の中で課題で、岐阜でも練習が終わった後に居残り練習でクロスの練習をしていた。それがちょっとだけど成果が出てよかったなと思っている」

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