前線強化をめざすR・マドリーに32歳のベテランFWが売り込み? スペイン紙が報じる

2018年11月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

所属するモナコの低迷に嫌気がさした?

かつてアトレティコでプレーしたコロンビア代表のファルカオ。打点の高いヘッドはマドリーにとって魅力だが…。(C)

 クラブのレジェンドが指揮官として戻ってきてからも、モナコの不振には歯止めがかからない。

 リーグ・アン開幕戦を最後に白星から遠ざかっているモナコは、10月にレオナルド・ジャルディム前監督を更迭し、クラブOBのティエリ・アンリを招聘した。

 だが、ストラスブールとの初陣を落とした新監督は、その後も流れを変えることができず。モナコはアンリ監督の就任以降も、公式戦で2分け4敗と苦しんでいる。とくにここ2試合は、チャンピオンズ・リーグ(CL)のクラブ・ブルージュ戦、リーグ・アン前節のパリ・サンジェルマン戦ともに、0-4の完敗を喫しているのだ。

 グループステージ敗退が決まったCL以上に問題なのが、リーグ戦での低迷だ。最下位ギャンガンと同勝点の19位と降格圏に喘いでいる。CLで準決勝まで勝ち進んだ2シーズン前がウソのような衰退ぶりだ。
 
 そんな状況に嫌気がさしたのだろうか。スペイン紙『Marca』によると、モナコと2020年まで契約を結ぶFWのラダメル・ファルカオは、退団を強く希望し、レアル・マドリーに売り込みをかけたという。

 ジュレン・ロペテギ前監督を解任し、Bチームを率いていたサンティアゴ・ソラーリ監督を内部昇格させてから、公式戦で4連勝と復調しつつあるマドリー。巻き返しに向けてクラブが補強を考えているポジションのひとつが、前線とみられている。

 クリスチアーノ・ロナウドが退団したマドリーは、期待されたガレス・ベイルやマルコ・アセンシオが思うように結果を残せていない。そのため『Marca』紙は、マドリーがファルカオ獲得の可能性も検討していると報じた。

 ただ、ファルカオは来年2月で33歳になるベテランだ。『Marca』紙は、マドリー上層部は「前線強化が必要」と感じつつも、「若返り路線を逆行することは望んでいない」と伝えている。

 実際、マドリーが冬のマーケットで狙っているとされるリーベル・プレート所属のMFエセキエル・パラシオスやエスパニョールのDFマリオ・エルモソは、前者が20歳で後者が23歳と、いずれも若い。

 ファルカオとマドリーは今後数か月の間に、どのような決断を下すのか。冬の移籍市場から目が離せない。
 
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事