10歳差のCBコンビが森保ジャパンの新たな軸に!吉田麻也が口にした新相棒・冨安健洋の評価とは?

2018年11月17日 本田健介(サッカーダイジェスト)

「トミは今回と前回、良い試合をした。楽しみな選手のひとりです」

酒井のゴールをともに喜ぶ吉田(写真中央)と冨安(写真左)。ベネズエラ戦でCBでコンビを組んだ。写真:徳原隆元

[キリンチャレンジカップ2018]日本 1-1 ベネズエラ/11月16日/大分スポーツ公園総合競技場
 
 ベネズエラ戦では期待のCBコンビが初お披露目となった。組んだのは日本代表の新キャプテン吉田麻也と、東京五輪世代で目下売り出し中の冨安健洋だ。
 
 吉田が189センチ、冨安が188センチとともに190センチ近い身長を誇り、フィード能力も高い。「タイプが似ている」(吉田)10歳差コンビは、今後の日本代表の最終ラインを支える存在として期待される。
 
 吉田はそんな新相棒の冨安のポテンシャルを高く評価する。
 
「トミ(冨安)は今回と前回(10月のパナマ戦)、良い試合をしたんじゃないかなと思います。もちろんまだフレンドリーマッチで本当に難しい局面にはきていませんが、それでも2試合良いパフォーマンスをするのは簡単なことではないと思います。楽しみな選手のひとりです。
 
 対人、ラインコントロール、なにかひとつが特出しているわけではなく、平均的にすべての要素が高いですよね。僕にタイプは似ているんじゃないかな。球だしはもっと練習していくだろうし、僕なんか20歳くらいの時はしょっちゅう目の前の相手にボールをぶつけていたから、そう考えると可能性がありますよ」
 
 対して後輩の冨安は「麻也さんと相手の23番(1トップを務めたサロモン・ロンドン)がバチバチやっていて、僕は正面からぶつかっても勝てないと分かっていたので、前に入ってみたりとか、駆け引きしながらやろうと決めて試合に入ったんですけど、麻也さんは落下地点のポジション争いで先に身体を当てたりして、そこの強さもあって、あれがプレミアなんだなって感じました」と刺激を受けたようだ。
 
 CBの候補としてはほかにも槙野智章、三浦弦太、植田直通、昌子源らがいるが、ベネズエラ戦では吉田と冨安のコンビが可能性を示した。今後のレギュラー争いを含めて楽しみだ。
 
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)

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