ベネズエラ指揮官のジャパン評。最も手を焼いた日本のストロングポイントは?

2018年11月17日 志水麗鑑(サッカーダイジェスト)

「日本はコンパクトでダイナミックなチーム」

ベネズエラのドゥダメル監督は日本の攻守の切り替えを称えた。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト編集部)

 11月16日、日本対ベネズエラの一戦は1-1の引き分けに終わった。試合後、ベネズエラのラファエル・ドゥダメル監督はゲームを次のように振り返った。
 
「今日は難しい試合になることは分かっていました。日本はレベルが高くてワールドカップにも出場した、コンパクトでダイナミックなチーム。ですが、その日本を相手に今日のベネズエラは非常に良い戦い方をしました。日本の出方を良く理解したうえで、集中して選手たちは戦ってくれました。なので、今日のピッチのうえでの働きを反映した結果に私たちは満足しています」
 
 ベネズエラは39分にセットプレーから失点したものの、81分にPKで同点に追いついた。粘り強く戦ってドローに持ち込んだとはいえ、ベネズエラの指揮官は日本の戦いぶりに苦戦したと言葉を続ける。
「日本の攻撃を無効する狙いでした。ロングボールで最前線の選手たちにボールを出す戦い方をして、出来るだけ日本がやりづらいプレーをすることを目的に今日は戦いました。
 
 ですが、日本は攻守の切り替えが非常に早かったので、そういう部分で私たちのDFの判断ミスがしばしば見受けられることがありました。プレスに行くべきではないところで前に出てしまって、日本の選手がスピードを活かしてそれを回避する場面が度々見られましたので、後半に入ってからはそこを改善するようにしました」
 
 修正を施した後半にベネズエラが追いつき、ドロー決着。だが日本にとっては、ベネズエラの指揮官が「非常に早い」と評価したように、素早い攻守の切り替えで相手を上回ることができていた。引き分けに終わったものの、敵を混乱させる運動量を発揮できたのは、収穫だったと言えるだろう。
 
取材・文●志水麗鑑(サッカーダイジェスト編集部)

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